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【大相撲名古屋場所】31歳の稀勢の里、今後の土俵人生に暗い影 相次ぐけが、負の連鎖

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【大相撲名古屋場所】
31歳の稀勢の里、今後の土俵人生に暗い影 相次ぐけが、負の連鎖

稀勢の里 稀勢の里

 けががけがを呼ぶ、最悪の結果となった。左上腕付近負傷を抱える稀勢の里が左足首靱帯も損傷し、2場所連続となる途中休場。今後の土俵人生への影響が懸念される事態だ。

 劇的な逆転優勝を果たした3月の春場所で痛めた左大胸筋と左上腕二頭筋の回復具合が、今場所の焦点だった。

 番付発表前の6月中旬の時点で、稀勢の里に近い関係者は「ほぼ治っている。痛みもないはずだ」と明かしていた。

 しかし、筋力や相撲勘が十分に戻っていたかどうかは別。患部に攻めが及ぶと再発を恐れ、とっさに力が抜けることもあっただろう。休んで上向くわけではなく、土俵の中で復調を目指したが、横綱としてふさわしい成績を残すことはできなかった。

 左足首も痛めたことで、名古屋場所を“強行出場”と責めるのは結果論だ。ただ、体重の負荷がかかる下半身のけがは痛恨で、長期休場につながりかねない。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「足のけがは響く。休む勇気も横綱の責任。(次は)中途半端に出ないこと」と指摘した。

 苦しみ抜いて横綱へたどり着いた31歳はまだ在位3場所目。再起への道のりは険しいが、このまま終わるわけにはいかない。(藤原翔)

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