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【再び夢舞台へ】ママアスリート 谷真海の挑戦(6)パラの魅力を全ての人に 大学で講義 草の根活動

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【再び夢舞台へ】
ママアスリート 谷真海の挑戦(6)パラの魅力を全ての人に 大学で講義 草の根活動

客員教授として授業を行う谷真海=5月31日、埼玉県川越市の尚美学園大 客員教授として授業を行う谷真海=5月31日、埼玉県川越市の尚美学園大

 パラトライアスロンの世界シリーズ横浜大会を制してから、2週間足らず。谷真海は全く別の舞台に立っていた。埼玉県川越市にある尚美学園大で今春から客員教授の顔を持つ。5月24日は初めての授業日だった。

 トライアスロンの大会も、教壇に立つときも、大切にするのは準備の時間だ。前夜は、授業でスライドを使って説明する義足になった経緯やパラリンピックとの出合い、最終プレゼンターを務めた2020年東京五輪・パラリンピック招致の資料を整え、内容を頭の中でめぐらせた。「自分の中で整理ができれば、緊張は感じない」。

 授業は90分間。総合政策学部でスポーツに関心の高い100人を超える学生たちが熱心に耳を傾けた。教室の後方には、自ら招へいに動いた久保公人学長の姿もあった。

 授業の直後、チアリーダーをしている1人の女子学生が、かつて足の痛みに苦しみ、不安な日々を過ごしたことを打ち明けにきた。一方通行の授業では、何が伝わっているのか確信できない。近づいてきた生徒とうれしそうに話し込んだ。

 1週間後の先月31日。2度目の授業を終えると課題を出した。「2020年をどのように迎えたいか。どんな自分でいたいのか、を書いてください」。授業の感想で片付けようとしていた学生たちは、面食らいつつ、ペンを走らせた。

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