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【日本スプリントの挑戦】“9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕

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【日本スプリントの挑戦】
“9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕

男子100メートル準決勝で9秒94の参考記録をマークした多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚 男子100メートル準決勝で9秒94の参考記録をマークした多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚

 「それでもそこそこ速かったんで変えられなかった。『あれが彼のバランスに合っているのかな』と妥協しそうになっていたんです」

 しかし、世界のトップからの指摘は刺激が大きかった。多田はパウエル兄弟のアドバイスを自分流にアレンジ。「視線を前にして腰を入れて、1歩目を速く」とスタートを変えたのだ。腰をあまり曲げない新たな形は思いのほか、しっくり来た。

 加速が伸びやかになったのには、もう一つ要因がある。冬季から取り組んで来たウエートトレーニングだ。

 本人によると、足が高く上がる独特のフォームは高校時代に原型が出来上がっていた。「足を上から叩き付ける。地面からの反発をもらって足を上げる。高校時代から(接地する足に体重を)“乗せる”動きは日々、練習していました」。伊東が「多田君は足の回転が速いのが魅力。回転がきれい」と言うように、元々、ピッチには定評があった。

 今季はそこに力強さが加わったと、林コーチはみる。

 「これまで足の回転だけで走っている感じだったので、臀部やハム(太もも)にもう少し筋力を付けようと筋力アップを図ってきました。その効果でストライドが伸びたのでは」

 日本歴代7位タイの10秒08

 準決勝から約3時間半後の午後6時20分すぎ、日本初の「公認9秒台」が注目された決勝のため、別の取材現場から各社の記者が次々と駆け付けてきた。

 多田は両手を頭の上で組み、ひと伸びしてから真横に広げるルーティンから、スターティングブロックに丁寧に足を掛けた。号砲とともに、176センチ、66キロの細身の体は軽やかにスピードに乗った。

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