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【大相撲夏場所】日馬富士「全身全霊で戦っていく」 9度目賜杯へ難敵を一蹴

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【大相撲夏場所】
日馬富士「全身全霊で戦っていく」 9度目賜杯へ難敵を一蹴

難敵の嘉風(右)を押し出しで下し、全勝を守った日馬富士=両国国技館(山田俊介撮影) 難敵の嘉風(右)を押し出しで下し、全勝を守った日馬富士=両国国技館(山田俊介撮影)

 この1勝は優勝争いの先頭を走る横綱の勢いをさらに加速させてくれるだろう。日馬富士が難敵の嘉風を気迫十分の取り口で一蹴した。

 日馬富士にとって「とにかく当たるのが楽しみで燃える相手の一人」が嘉風だ。過去の対戦成績は8勝8敗の五分。苦しめられてはいるが、スピード感あふれる取組で毎度のように客席の熱狂を生んできた。

 この日もそう。頭からぶつかった立ち合いは9センチ低い相手のさらに下からだった。左差しからいなして、いったん離れても突きで追撃。小細工なしで今場所2横綱1大関1関脇を破っている嘉風を押し出し、会場を沸かせた。

 初日からの7連勝は3年前の春場所以来となる。肘、膝、足首をサポーターやテーピングで固めている33歳の軽量横綱は満身創痍(まんしんそうい)に見えるが「けがには勝つことが何よりの薬」と力を込めた。

 全勝は自身と白鵬。1敗で追うのも高安のみと早くも絞られてきた。八角理事長(元横綱北勝海)は「優勝争いは日馬富士と白鵬が中心だろう。隙を見せない」と頼もしそうに見つめる。

 昨年名古屋場所以来9度目の優勝へ、日馬富士は「欲はあるが、欲しがって来るもんじゃない。全身全霊で戦っていく」と毎日の土俵に持てる力をぶつける覚悟だ。(藤原翔)

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