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【ボクシング】全日本チャンピオンに聞く・木村蓮太朗(東洋大)

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【ボクシング】
全日本チャンピオンに聞く・木村蓮太朗(東洋大)

後楽園ホールのリングをバックに 後楽園ホールのリングをバックに

 その戦いは圧倒的だった。スピード豊かで、放つパンチのほとんどがナチュラルカウンターだった。昨年、大学1年生で全日本選手権バンタム級を制した東洋大のサウスポー・木村蓮太朗は、5月13日に開幕した第70回関東大学ボクシングリーグ戦で、拓大の古川晴輝(関西・全日本ライトウェルター級9位)を1ラウンドでレフリーストップした。「アッパーを打って右に回るのを意識し、開始早々からヒットしたので倒しに行った」と好戦的。リーグ戦で出場したライト級は全日本を制したバンタム級と違い、減量がないのも好調の理由だ。

 格闘技が好きな親の影響で、小学校2年生から極真空手を始めた。中学3年生の全国大会は初戦敗退。木村に1点差で勝利した選手が優勝した。その敗戦が悔しかったため、飛龍高等学校入学後ボクシング部に入部するものの、極真空手も両立、高校1年の6月に開催された全国大会で優勝。その後、ボクシング1本に集中し全国選抜大会で3位に入賞した。

 「楽しく」ボクシングをするのが好きだ。大学進学はあまり考えていなかったが、東洋大・三浦数馬監督からの熱烈なアプローチにより東洋大に進学。東洋大ボクシング部の応援は1部リーグ校の中で最もノリが良く、どこか懐かしい、いつかの「部活動」を思い出させる。部員も1年生から4年生まで仲が良いが、メリハリもある。結果的に、「楽しく」ボクシングができる環境を選んでいた。

 昨年のリーグ戦は5戦3勝2敗だった。今年は5戦全勝できるだろうか。東農大のライト級全日本王者、リオ五輪代表・森坂嵐(奈良朱雀)とのチャンピオン対決や、昨年敗れた日大・金子虎旦(日出・全日本バンタム級5位)との再戦はあるだろうか。東洋大が1部リーグ初優勝できるだろうか。昨年の全日本選手権は挑戦者で、ボクシングを楽しんでチャンピオンとなった。今年の全日本も楽しんで連覇できるだろうか。(岩崎仁)

■プロフィール

木村蓮太朗(きむられんたろう)。東洋大ボクシング部。1997年6月12日生まれ。静岡・飛龍高等学校出身。38勝(10KO・RSC)10敗。平成28年度全日本バンタム級チャンピオン。左右のアッパーが得意。目標は2020年東京オリンピック。

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