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【スポーツ異聞】暴論? 正論? 蔓延するドーピング違反で波紋広がる 陸上の世界記録白紙

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【スポーツ異聞】
暴論? 正論? 蔓延するドーピング違反で波紋広がる 陸上の世界記録白紙

記者の囲み取材に応じる国際陸上連盟のセバスチャン・コー会長(ロイター) 記者の囲み取材に応じる国際陸上連盟のセバスチャン・コー会長(ロイター)

 2005年以前の世界記録を白紙に? 暴論とさえいえそうな提案が欧州陸連で決まり、国際陸連で議論されることになった。背景には、蔓延するドーピング違反で、記録への信頼性が失われていることがある。今のところはまだ提案段階でしかないが、世界の陸上競技の中心は欧州。その“本丸”である欧州陸連の決定から目を離せない。

 海外からの報道などによると、欧州連盟が4月30日まで開いた理事会で承認された国際陸連への提言の骨子はこうだ。

 ★世界記録が認定されるためには、その大会前1年間に一定数のドーピング検査を受けていることが必要。

 ★記録達成時に採取した検体は、再検査できるように10年間保存する。

 ★記録認定されるには、一定レベルの運営や計測が可能な大会に限る。

 ★記録を達成した大会以外で違反が判明した場合も当該の記録抹消することができる。

 これらが実現すると、05年以前の世界記録が白紙になる可能性があるという。国際陸連では05年以降の尿や血液の検体しか保管しておらず、それ以前の再検査できないためだ。中には、ポーラ・ラドクリフ(43、英国)が2003年に樹立した女子マラソンの2時間15分25秒の世界記録や、マイク・パウエル(53、米国)が1991年世界選手権でマークした走り幅跳びの8メートル95なども含まれいる。仮に白紙となれば、混乱は必至だ。

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