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【スポーツ異聞】「1000試合登板」に挑戦中 ドラ42歳・岩瀬仁紀の新球は「魔球」に化けるか

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【スポーツ異聞】
「1000試合登板」に挑戦中 ドラ42歳・岩瀬仁紀の新球は「魔球」に化けるか

現役最年長投手、岩瀬。セットアッパーとして存在感を示す=4月6日、ナゴヤドーム 現役最年長投手、岩瀬。セットアッパーとして存在感を示す=4月6日、ナゴヤドーム

 岩瀬の背番号「13」は、西洋の占い・タロットカードで「死神」を意味する。決め球の高速スライダーはカマにたとえられ、コアなファンから「死神のカマ」と呼ばれた。不惑を迎えて、切れ味はさすがに衰えたが、全盛期の高速スライダーとは違う、バットの芯を外す新球の修得に42歳の今も懸命だ。

 海の向こうの大リーグには1000試合以上に登板した投手は珍しくない。当然ながら「先発完投型」は皆無で、中継ぎや抑えとして出場試合数を積み上げている。ヤンキースの絶対的な守護神として活躍したマリアノ・リベラは1115試合に登板して652セーブを挙げた。先発はわずかに10試合。伝家の宝刀・カットボールでセーブを積み上げた。

野球をいかに楽しむか

 国内にも1つの球種を武器に真価を発揮した右腕がいる。元西武の潮崎哲也(通算523試合、74位)は“消えるシンカー”を武器に西武の黄金時代を支えた。チームメートの清原和博に「ホームベース直前でボールが視界から消える。同じチームでよかった」と言わしめるほど恐れられた。

 息の長い投手には野球を楽しむ術(すべ)を心得た者が少なくない。1990年代から2000年代にかけてヤクルトの抑えとして活躍した高津臣吾は、チームメートの石井一久とともに陽気で楽天的な性格で知られた。

 当時、ID野球でヤクルトの黄金時代を築いた名将・野村克也は、選手たちのプライバシーと仕事ぶりを(1)真面目な優等生(2)不真面目な優等生(3)真面目な劣等生(4)不真面目な劣等生の4つに分けて指導。その中にあって高津は遊び心にあふれた「不真面目な優等生」タイプだったという(二宮清純著『プロ野球の職人たち』光文社新書)

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