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【大相撲春場所】宇良が反って、いなして五分ターン 「人間はあんなに反れるものなのか」負けた琴勇輝は困惑

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【大相撲春場所】
宇良が反って、いなして五分ターン 「人間はあんなに反れるものなのか」負けた琴勇輝は困惑

宇良(手前)は送り出しで琴勇輝を破った=19日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)(撮影・林俊志) 宇良(手前)は送り出しで琴勇輝を破った=19日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)(撮影・林俊志)

 手付き不十分と相手の突っかけで立ち合いが成立したのは3度目。会場に漂うもやもやした雰囲気を宇良が吹き飛ばした。

 元関脇琴勇輝の強烈な突き押しを下からあてがいなら反ってこらえる。「相手はどんどん攻めてくる。考えている余裕はない」。体が自然と動いた。土俵際は右からいなして我慢。再び押し込まれたところも右いなしでかわす。後ろをとり勝負どころと見て、前進。体を預けるように土俵下へ落ちながら送り出した。

 初対戦だった琴勇輝は困惑気味。押しても押しても勝負を決めきれず「柔らかいね。人間はあんなに反れるものなのか」。勝ち名乗りを受け、大声援を浴びた宇良は「相撲は流れなので」と普段通り、特に表情を変えることはなかった。

 「小兵の業師」は反り技や投げ技を期待されるが、本人の思いは違う。正攻法の押し相撲を目指している。食事とトレーニングに配慮し、新弟子検査時に113キロだった体重は130キロを超えた。先場所は11勝で9種の決まり手を繰り出したが、今場所は4勝のうち3勝が「押し出し」。一つの成長の証しだ。

 新入幕でご当所の今場所。五分での折り返しは健闘と言えるだろう。本人は「勝ち星をもっと増やしたい」と意欲的。後半戦も小よく大を制する相撲で沸かせてくれそうだ。(藤原翔)

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