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【スポーツ異聞】WBCイスラエルは「ジャイキリ」の代名詞 「奇跡」は偶然の産物ではない!

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【スポーツ異聞】
WBCイスラエルは「ジャイキリ」の代名詞 「奇跡」は偶然の産物ではない!

「番狂わせ」の陰に-。WBCに初出場するイスラエルベンチに守護神のように置かれたぬいぐるみ=ソウル(AP) 「番狂わせ」の陰に-。WBCに初出場するイスラエルベンチに守護神のように置かれたぬいぐるみ=ソウル(AP)

 スポーツに「奇跡」はつきもので、勝負のアヤは目に見えない紙一重のところにある。結末が予測できないからこそ、ファンは熱狂し興奮する。第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で“ユダヤ野球”の神髄を発揮したイスラエルが1次リーグで韓国、台湾、オランダを次々と破って番狂わせ劇を演じた。それは野球に限らない。サッカーではワールドカップ(W杯)のたびに大小さまざまな番狂わせが起き、歴史の中で語り継がれてきた。番狂わせがあればこそ、大会はその分だけエキサイトする。

 番狂わせは英語で「アップセット」(ひっくり返すの意)。最近は人気サッカー漫画に由来する「ジャイアントキリング」(略称ジャイキリ、大物食い)と呼ぶこともある。観戦する側からすれば、弱者寄りの「判官贔屓」になってしまうのは万国共通の心理といえる。

 番狂わせの発生頻度は、競技によってかなりの開きがある。1チーム15人のパワーが得点に直結するラグビーは下馬評通りの展開になりやすい。また、攻防がはっきりとしているアメリカンフットボールを筆頭に、ハンドボール、バレーボールなども番狂わせが起きにくいといわれる。

 一方、1930年に始まったサッカーW杯には数々の「世紀の番狂わせ」が語り継がれてきた。そもそも得点が入りにくいサッカーでは運不運が勝負に介在し、オウンゴールの可能性やPKによる決着などもあり、1点の比重が大きい。90分のゲームの行方は選手の判断ミスと隣り合わせにあり、攻守がめまぐるしく入れ替わることも番狂わせを誘発する要因になっている。

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