産経ニュース

女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦

スポーツ スポーツ

記事詳細

更新


女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦

 「2017 国際親善女子車椅子バスケットボール大阪大会」が、2月9日~11日まで大阪市中央体育館で開催される。東京2020オリンピック・パラリンピックオフィシャルパートナーの三菱電機などさまざまな企業・団体が協賛する本大会は、障害者スポーツの普及・発展や国際交流への貢献を目指すもの。今年も世界の強豪4チームが熱戦を繰り広げるとともに、交流や体験を通じて広く市民が参加できる大会となっている。

各国選手の全力を出し切って戦うプレーが大きな感動を与えてくれた、昨年の大阪カップ

世界トップレベルの迫力あるプレーに触れる

 「大阪カップ」の愛称で親しまれている「国際親善女子車椅子バスケットボール大阪大会」は、2003年に男子の大会としてスタート。07年から、国内で唯一となる女子車椅子バスケットボールの国際大会としてその歴史を刻んできた。車椅子バスケットボールは障害者スポーツのなかでもポピュラーな競技で、個々の高度なテクニックや華麗なチームプレー、息詰まるゲーム展開など、競技スポーツとしての魅力にあふれる。また昨年、リオデジャネイロでパラリンピックが開催されたこともあり、車椅子バスケットボールを含め、パラスポーツ(障害者スポーツ)に対する人々の関心が高まっている。

 15回目を迎える今大会には、世界トップレベルのチームであるオーストラリア、イギリス、そして初参加のオランダが出場。日本チームを含む4カ国が、優勝の栄冠を目指して熱戦を繰り広げる。スピード感あふれる本物のプレーを目の前で見たり、体験会等で実際に車椅子バスケットボールに挑戦したりする経験は、大人から子どもまで障害者スポーツに理解を深める契機になるはずだ。

 本大会には、大阪市を中心に毎年多くの市民や子どもたちが観戦に詰めかけ、世界レベルの迫力あるプレーに声援を送り、会場は熱気と一体感に包まれる。また、ゲームの感動を味わいスポーツの素晴らしさを知った子どもたちが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、それぞれが夢や目標を持って取り組むことにつながれば、大会の意義はさらに大きなものに育つだろう。

スポーツで深める国際親善

 今年の参加チームをみると、オーストラリアは12年のロンドンパラリンピックで準優勝し、イギリスは昨年のリオデジャネイロパラリンピックで4位、オランダは3位とそれぞれ好成績を残している。いずれ劣らぬ強豪ぞろいだ。迎え撃つ日本もこれまで11年と15年に大阪カップを制しており、実力は他のチームに引けを取らない。前回大会ベスト5に選ばれた網本麻里選手や昨年の全日本女子車椅子バスケットボール選手権でMVPを獲得した北田千尋選手をはじめ、選手の力は年々レベルアップしており、例年にも増して盛り上がりが期待される。

 オーストラリア、イギリス、ドイツ、日本の4カ国で行われた前回大会も息詰まる接戦の連続。オーストラリアと日本の3位決定戦は、わずか2点差でオーストラリアが勝利を手にするなど実力伯仲の大会だった。まさに、国際大会にふさわしい熱戦が観客を魅了するのが大阪カップなのだ。

 もちろん、見どころは勝敗だけではない。世界の一流選手たちのプレーを間近で見る機会は大変貴重であり、小さいこどもたちがパラスポーツに接することは、視野を大きく広げることにつながるだろう。そして、車椅子同士が激しくぶつかり合う競技の醍醐味や、選手が持てる力を振り絞って戦う姿から、多くの感動と学びを得るはずだ。

目の前で繰り広げられる本物の迫力に、会場は歓声に包まれた

体験や交流も盛りだくさん

 大阪カップのもう一つの目的は、地域住民と各国選手の交流や車椅子バスケットボール体験などを通じて、国際親善と障害者への理解を深めることだ。

 大阪市内の8区では、今年も小中学校の児童・生徒や地域住民が各国選手と交流する「地域親善交流会」が実施され、世界トップ選手のテクニックやスピードを体感したり、ミニゲームなどを行う。また、大会期間中に、児童・生徒が地元でプレーしている選手から直接指導が受けられる「車椅子バスケットボール体験会」(事前申し込みは終了)や、申し込み不要で車椅子の操作やパス・シュートなどが体験できる「チャレンジコーナー」も行われる。

 ほかにも、応援ダンスなども企画されており、今年もコートと観客席が一体となって大きな盛り上がりを見せそうだ。

海外のトップ選手と交流する子どもたち

本物を見ることで生まれる感動

 車椅子バスケットボールを初めて間近に見た人は、白熱したゲームはもちろん、選手同士の車椅子が激しくぶつかり合う音の迫力に圧倒される。その醍醐味は、男子も女子も何ら変わらない。いつしか夢中で選手の動きを追いかけ、手に汗を握り、大きな声援を送っている自分に気づくだろう。

 こうして車椅子バスケットボールの面白さに魅了された人が、実際にゲームを体験してみたくなることも多い。このため、車椅子バスケットボールは人気の競技スポーツとして、障害者だけでなく健常者にも普及しつつある。大阪カップは、そうした普及・啓発にも貢献してきた大会といえるだろう。

 ゲームは10分間のピリオドを4回行って得点を競う。その間、ボールを追い続けるわけだから、体力的にもハードで高い技術も必要とされる。しかし、そのハードさや難しさも、車椅子バスケットボールの大きな魅力であり、世界トップレベルの選手が一堂に会して日ごろ鍛えた力を競う大阪カップは、貴重な大会だ。まさに、一度本物を見れば、他では味わうことのできない感動や興奮がそこにあることを実感するだろう。ぜひ、次代を担う子どもたちにも体験してほしい。

車椅子バスケットボールの体験会や応援ダンス企画も

 大阪カップでは、「地域親善交流会」や「車椅子バスケットボール体験会」など交流や体験の楽しみがたくさん用意されている。特に、児童・生徒などが車椅子バスケットボールを体験できる「チャレンジコーナー」は事前申し込みが不要で、会期中の2月9日~11日の各日に設けられている。当日参加で試合の前後や合間に車椅子の試乗やシュートなどが体験でき、その魅力に触れることができる。

 また、観客も一緒になって会場を盛り上げる応援ダンスも企画されており、こちらも楽しみだ。他にも、10日の第6試合(18:15~)限定でのドリンクの無料配布(先着500人)や、11日限定で、豪華賞品が当たる抽選会も行われる。

 このように、大阪カップは競技の魅力とともに、楽しみながら国際交流やパラスポーツへの理解・啓発に大きな役割を担い、市民とともに発展を続けている大会といえる。

車椅子バスケットボールミニ知識

 ★アメリカで始まり、健常者も楽しめるスポーツに 車椅子バスケットボールは1945年ごろにアメリカやイギリスでその原型が始まり、50年代に各国に広まって、60年のローマでの第1回パラリンピックで公式競技となった。日本では、64年の東京での第2回パラリンピックが契機となり全国に広まった。現在は障害者も健常者も楽しめるスポーツに発展している。

 ★車椅子バスケット特有のルールも 車椅子バスケットボールは、選手数やコートの広さ、ゴール、ボールなどは一般のバスケットボールと同じだ。ただし、使う車椅子には規格が設けられているほか、ルールではダブルドリブルが適用されないことや、ボールを持ったとき車椅子をこぐのは連続2回までなど、特有のルールもある。

 本大会に関する詳しい情報はこちら

(提供 三菱電機株式会社)

このニュースの写真

  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦
  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦
  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦
  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦
  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦
  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦
  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦
  • 女子車椅子バスケ「大阪カップ」9日開幕 日豪英蘭が熱戦

「スポーツ」のランキング