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【大相撲初場所】またも番狂わせ演じた御嶽海

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【大相撲初場所】
またも番狂わせ演じた御嶽海

御嶽海(左)から張り手を受ける鶴竜=両国国技館 御嶽海(左)から張り手を受ける鶴竜=両国国技館

 またも結びで番狂わせを演じてみせた。2日目の日馬富士戦に続き、今度は鶴竜から金星を奪取した。御嶽海は「1場所に2回取れるとは思わなかった。驚いている」。この日は母のマルガリータさんが今場所では初めて観戦に訪れていた。「お母さんにいいところを見せられた」とはにかんだ。

 突き押しの応酬で優位に立ち、横綱の悪癖である引き技を誘い出した。それほど御嶽海には迫力があった。あとは、回り込んでしのごうとする鶴竜にしっかり付いて押し出すだけだった。

 この日朝、師匠の出羽海親方(元幕内小城ノ花)から「引かせたら、少しだが勝機がある」と助言されていた。狙い通りの取り口で「その少しを逃さなかった」と誇らしげに自賛した。

 初めて上位陣と総当たりした昨年7月の名古屋場所は初日から5連敗とつまずき5勝10敗。今場所はすでに、4日間で2横綱1大関を撃破した。「一発間違えると持っていかれる。そういう怖さが出ている」と八角理事長(元横綱北勝海)。24歳のホープは「前は緊張でいっぱいだった。今回は楽しめています」と言い切る余裕がある。

 国技館から引き揚げる直前。報道陣から求められた母との記念撮影に断りを入れた。「心が痛いけど、まだ4日目だから」。気を緩めるのはまだ早い。勝負師として、その心構えがいい。(藤原翔)

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