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【羽ばたけ 東北から】(2)車いすバスケで東京パラリンピック目指す豊島英さん

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【羽ばたけ 東北から】
(2)車いすバスケで東京パラリンピック目指す豊島英さん

車いすバスケの選手生活について語る豊島英選手=仙台市宮城野区 車いすバスケの選手生活について語る豊島英選手=仙台市宮城野区

 ■代表に入るため海外挑戦

 チームの一員として、求められる役割に徹することを信条に、猛スピードでゴール下に突進してくる相手の動きを瞬時に抑えるディフェンスで味方に得点する機会を作る。ロンドン、リオデジャネイロの両パラリンピックでは、男子・車いすバスケットボールの日本代表に2大会連続で選ばれ、車いすバスケへの注目度を大きく向上させた。

 生後4カ月のとき、髄膜炎を患い両足が不自由になった。車いすバスケに出会ったのは中学2年生だった平成14年。学校の体育教諭の勧めで、福島県を拠点とする車いすバスケチーム「TEAM EARTH」(チームアース)の選手らとプレーした。

 「とにかく楽しくて、がむしゃらに遊び感覚で続けていた」

 高校卒業後、東京電力に就職。仕事を続けながら、21年1月に宮城県を拠点とする「宮城MAX」に移籍した。《移動が大変だった》。18歳で自動車の運転免許を取得し、移籍したころから約2年間、仙台市の練習場所への片道200キロ近くある道のりを乗用車を運転して通い続けた。

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 《バスケを続けていいのか》。東京電力福島第1原発に勤務していた23年3月、東日本大震災の津波とそれに伴う原発事故が発生。自分の仕事のことを考えると、たとえコート(練習場所)が使えるようになっても練習に参加してよいのか-。葛藤する日々が続いた。

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