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【思ふことあり】東京五輪・パラリンピックに向け鳥の鋭い目で見つめたい スポーツジャーナリスト・増田明美 

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【思ふことあり】
東京五輪・パラリンピックに向け鳥の鋭い目で見つめたい スポーツジャーナリスト・増田明美 

 年末恒例、さまざまなスポーツ賞が発表になり、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックで活躍した選手たちの笑顔があふれた。たくさんの感動と心の力を与えてくれたことに感謝したい。今年も残り5日。これまで明るいことは多く書いてきたので、新年に向け、4年後に向けて課題となったことを挙げてみたい。

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 まずはリオ五輪。陸上競技の解説で現地に行った私が感じたのは「観客が少ない」ということだ。ほぼ毎日、午前中はガラガラ。夕方も空席が目立ち、満員だったのはジャマイカのボルト選手が出場した男子100メートルの決勝ぐらい。

 ロンドン五輪では陸上競技場は連日満員に近い観客が入っていた。現地の通訳に聞くと、リオの平均月収は7、8万円とか。月収の4分の1ほどもするチケットは高すぎたのだろう。

 大会後の会場のありかたも問題が出始めている。ホテルとオリンピックパークの行き来で通っていた幹線道路沿いのゴルフ場。美しい芝生にヤシの木なども見え、「リゾート気分が味わえそうですね」と現地在住の人に話すと、「ゴルフする人なんてほとんどいないのに、大会後は誰が使うんでしょうね」と話していた。案の定、すでに経営が立ち行かなくなっていると報道され始めている。

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