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【体操】渡辺守成氏の国際連盟会長就任 国際舞台での日本の存在感アップ期待 

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渡辺守成氏の国際連盟会長就任 国際舞台での日本の存在感アップ期待 

国際体操連盟の新会長に選出され、ブルーノ・グランディ現会長(右)と握手する日本協会の渡辺守成専務理事=19日夜、東京都内のホテル 国際体操連盟の新会長に選出され、ブルーノ・グランディ現会長(右)と握手する日本協会の渡辺守成専務理事=19日夜、東京都内のホテル

 待望の日本人国際競技連盟(IF)会長が誕生した。五輪競技で副会長は現在2人いるが、会長となると、卓球の荻村伊智朗氏以来。渡辺氏の当選は日本スポーツ界にとって大きな意義がある。

 渡辺氏は体操界を中心となって牽引(けんいん)するだけでなく、有力IFのトップとして国際オリンピック委員会(IOC)委員になる可能性もふくらむ。グランディ会長は「1、2年会長職を務めた後、IOCメンバーになるだろう」との見通しを語った。渡辺氏はIOC委員の定年である70歳まで年齢的な余裕もあり、さらに国際舞台で日本の発言力を高めていくことが期待される。

 日本オリンピック委員会(JOC)は東京五輪を控える今、「事前合宿地などのディール(取引)ができるのはホスト国の利点」として、各国と良好な関係を結び、他のIFでも役員を増やしたい考えだ。スポーツ庁も選挙活動のための海外渡航費支援などで7千万円の予算を計上し、後押しする。

 ただ、五輪の追い風だけで勝負できるほどスポーツ外交の場は簡単でない。オリンピアンでない渡辺氏が会長まで登り詰められたのは、FIG理事としてマーケティング強化などで実績を積んできたから。あるIF役員経験者が「その国の競技力が高いか、IFに歴史的に貢献してきたか、といった要素もそろわないと会長は生まれない」と語るように、体操ニッポンが築いてきた競技面の評価も無関係ではない。

 他競技も国際人の育成や現場の強化を地道に重ね、体操界に続きたい。(宝田将志)

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