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【大相撲秋場所】豪栄道、前へ一気 鶴竜撃破 23日にも優勝

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【大相撲秋場所】
豪栄道、前へ一気 鶴竜撃破 23日にも優勝

【大相撲 平成28年9月場所十二日目】取組み前の豪栄道=両国国技館(撮影・山崎冬紘) 【大相撲 平成28年9月場所十二日目】取組み前の豪栄道=両国国技館(撮影・山崎冬紘)

 押されても豪栄道は低い体勢でこらえた。勝機を伺い、前に出たのはたまらず鶴竜が引いたとき。相手の悪癖を読み切り、一気の出足で勢いよく押し出した。

 初優勝へ向かう重要な一番で、これまで35度戦って11勝しかできなかった鶴竜を撃破。12連勝とし「集中できている」と乱れる息を整えながら振り返った。

 快進撃を続ける今場所。師匠の境川親方(元小結両国)が2日目に東京を離れ、九州場所担当部長として福岡入りした。これまでのように弟子は朝の稽古場で直接指導を仰ぐことができない。

 代わりに師匠はおかみを通じて豪栄道へ助言を送り始めた。「負ければ直接電話しようと思ったけど」。以降、土つかずで優勝争いの先頭を走り、おかみを介した連絡方法が「験担ぎになった」。中日には豪栄道から勝ち越しを報告するための電話があったが、親方は出なかったほどだ。

 度重なるけがで大関在位13場所で4度のかど番と苦しみ抜いた弟子をそばで見てきたからこそ、すがれるものなら何にでもすがりたかった。

 師匠が帰京するのは千秋楽。豪栄道が見せたいものはただ一つ。13日目に高安、遠藤が敗れ、結びの土俵で日馬富士を倒せば、念願の初賜杯が抱ける。歓喜の瞬間へ「気合を入れてやる」と一層表情を厳しくさせた。(藤原翔)

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