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【大相撲秋場所】初賜杯へ「いい集中力」 全勝の豪栄道

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【大相撲秋場所】
初賜杯へ「いい集中力」 全勝の豪栄道

大相撲9月場所十一日目 豪栄道は渡し込みで稀勢の里を破る=21日、両国国技館(撮影・山崎冬紘) 大相撲9月場所十一日目 豪栄道は渡し込みで稀勢の里を破る=21日、両国国技館(撮影・山崎冬紘)

 初の賜杯へ大きな関門を超えた。豪栄道が4連敗中だった苦手の稀勢の里を倒し、全勝と単独首位を堅持。「よく動けた。いい集中力の中でやれている」とうなずいた。

 稀勢の里は相手の張り手を交えた突き押し。乱戦の誘いにあおられることなく、粘りの相撲に徹した。俵を伝うようにしてしのぎ、相手の脇が空いた瞬間、懐へ飛び込んだ。勝負どころと一気に走り、左で渡し込みながら仕留めた。

 過去13勝24敗。高卒の豪栄道が入門した頃、同級生ながらたたき上げの稀勢の里はすでに幕内にいた。「追いついて、自分も早く幕内にというのが目標だった」と当時を述懐。自身は4度目のかど番だった今場所、相手は綱取りに挑んでいた。同じ大関の看板を張る者として、逆襲へ燃えないわけがなかった。

 優勝争いを占う大一番で稀勢の里を破った相撲は豪栄道に自信をつけてくれるはず。日馬富士と遠藤が敗れ、後続に2差をつけ残り4日に臨む。2横綱との対戦を残すとはいえ、有利な状況であることは間違いない。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「あとは自分次第、自分の気持ちが乱れてはいけない」と平常心で臨めるかどうか、を終盤戦の鍵に挙げた。

 本人は「きょうで終わりじゃない。その日の一番だけに集中する」と一切表情を崩すことなく、12日目の鶴竜戦を見据えた。(藤原翔)

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