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【大相撲九州場所】賜杯争いから脱落の稀勢の里 志を失うな! 好機はまだまだ訪れる

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【大相撲九州場所】
賜杯争いから脱落の稀勢の里 志を失うな! 好機はまだまだ訪れる

大相撲九州場所十一日目 白鵬に攻められる稀勢の里=福岡国際センター(撮影・榎本雅弘)

 完敗だった。稀勢の里は左で白鵬をいなして泳がせるも、立て直されると攻め手を欠く。突き押し合いからはたき込まれ、足がついていかなかった。全勝の白鵬と3差がつき、賜杯争いから脱落。勝負後は報道陣の問いかけに無言を貫いた。

 平幕豊ノ島に痛恨の黒星を喫した前日から一夜明けたこの日朝、稽古場に姿を見せなかった。

 場所中に稽古まわしを締めなかったのは、右足親指を痛めて休場した昨年初場所千秋楽以来だ。宿舎で普段より入念にストレッチした後、本人は「体を休めるため」と理由を説明したが違和感はぬぐい去れなかった。

 一人前の力士に育てあげてくれた先代師匠の故鳴戸親方(元横綱隆の里)から「何があっても稽古場には降りろ」とたたき込まれてきた。38度以上に発熱し、ふらふらの状態でも同じだった。

 稀勢の里自身が以前に語っていた。「気持ちの部分ですよね。スポーツ界の常識では考えられないけど、意味があると思う。まわしを締めて稽古場に降りるだけで気が引き締まるから」

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