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【陸上】女子やり投げの海老原、貫禄の8度目Vも厳しい自己評価

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【陸上】
女子やり投げの海老原、貫禄の8度目Vも厳しい自己評価

女子やり投げで優勝し笑顔の海老原有希=デンカスタ

 通算8度目となる日本一にも、海老原の口から威勢の良い言葉は出なかった。2投目の59メートル11がこの日の最高。「思っている記録までいかなかった。華のないやりになってしまった」。いつも自己評価が辛口なのは、「世界の入賞」という基準から視線を外さないからだ。

 小雨がぱらつく中、1投目に58メートル06。試合の入りとしては悪くなかった。ただ、逆に「いけると思って(気持ちが)緩んだのかも」。海外勢と渡り合うことを想定し、かねて重視している前半3投で60メートル台に乗せられない。やりを放つ角度や自身の姿勢、助走など修正を続けたが、「こっちができたら、あっちができない」。後半3投も納得がいかず、自らラインを踏み越しファウルにして競技を終えた。

 それでもタイトルを譲らないのは第一人者の貫禄だろう。5月のゴールデングランプリ川崎で日本記録(63メートル80)を出し、すでに世界選手権の派遣設定記録を突破していたため代表に決定。「63メートル台の記録を持って大会に行けるのは、気持ちで優位に立てる」。左足首を痛めていた昨シーズンと比べ、思い切り投げられているだけに、ここから約2カ月で、さらに状態を上げられる期待はある。(宝田将志)

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