産経ニュース

【日本スプリントの挑戦(25)】経験の蓄積が走力アップに “マルチスプリンター”藤光謙司 好調の裏で感じていること

スポーツ スポーツ

記事詳細

更新

【日本スプリントの挑戦(25)】
経験の蓄積が走力アップに “マルチスプリンター”藤光謙司 好調の裏で感じていること

セイコーゴールデンGPの男子200mを20秒33で優勝した藤光謙司=5月10日、等々力陸上競技場(桐山弘太撮影)

 陸上男子ナショナルリレーチームの藤光謙司(ゼンリン)は男子400mリレーを走り終え、晴天のスタンドにいた。米国テキサス州オースティンで3月28日に行われた陸上競技会「テキサス・リレー」。視線の先では個人種目が続いていた。

 100mに出場した桐生祥秀(東洋大)が追い風3.3mの参考記録ながら9秒87。自身が主戦場とする200mでは、高瀬慧(富士通)が追い風4.5mの同じく参考記録で20秒09をマークした。

 「走りたいな」。快記録を連発するチームメートの姿に、競技者の本能はうずいた。「自分も勝負できたのでは、という悔しい気持ちで日本に帰ってきましたよ」

■股関節に響いた3キロの増量

 リレーのみの出場にとどめ、予定していた100mを回避したのは股関節に違和感があったからだ。

 「最初は左だったけど、かばっていたら右にも来た。経験的に(本格的な)痛みに変わりそうな違和感だったので」

 原因は体重の増加にあった。テキサス・リレーの遠征直前、あるサプリメントを試したところ3キロも増量してしまった。それも1週間でだ。「自分は食が細いのでサプリで補わないといけない。体は動いていたので、(栄養の)吸収が良すぎたのかも」。使用をやめた途端、きっちり3キロ減ったが、体重が急増した間の練習で股関節にひずみが生じ、「痛くてだるい感じになった」という。

このニュースの写真

  • 経験の蓄積が走力アップに “マルチスプリンター”藤光謙司 好調の裏で感じていること

「スポーツ」のランキング