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【陸上】走り高跳び戸辺、エストニア拠点に飛躍へ 2020年東京五輪まで12日で2020日

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走り高跳び戸辺、エストニア拠点に飛躍へ 2020年東京五輪まで12日で2020日

自己記録の2メートル31のバーを前に立つ戸辺直人。今夏の世界選手権では入賞を目指す=茨城県つくば市の筑波大

 2020年東京五輪まで、12日で2020日。その大舞台で活躍が期待される1人が、陸上男子走り高跳びの戸辺直人(22)=千葉陸協。昨季、世界ランキング12位となる2メートル31を跳び、自己記録を更新するなど成長途上だ。「東京で金メダルを取ることしか考えていない」。エストニアに活動拠点を設けるなど、独自のスタイルで準備を進めている。(宝田将志)

 「世界でメダルを取るような選手に勝てたりもした。展望が開けた」。戸辺にとって14年は実り多いシーズンだった。日本記録に2センチと迫る2メートル31を筆頭に2メートル30台を4度マーク。そのうち3度を世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグなど海外で出したところに価値がある。

 これは段階的な変革の成果と言える。2シーズン前に、踏み切りで振り上げる腕を片腕から、より大きな力を生み出せる両腕に。9歩だった助走は7月以降、姿勢を保ちやすい7歩に変えた。指導する筑波大の図子浩二監督は「計画的に、体も技術も作ってきた」と評価する。

 グラウンド外の環境を整えられた点も大きかった。昨年3月に大学卒業後、実業団に所属せず、スポーツメーカーの支援を元手に活動。同時に大学院に進み、トレーニング学などの研究を自身の競技に反映させる形を確立させた。さらに、世界選手権王者のボンダレンコ(ウクライナ)の国際代理人と提携し、エストニアにも拠点を確保して海外転戦を始めた。

 現在、世界の走り高跳びは活況を呈しており、トップ選手は2メートル40を連発。今夏の世界選手権(北京)は2メートル30を超える跳躍で入賞を果たすことが現実的な目標となる。「競争力をつけるには日本に閉じこもっていてはいけない」と戸辺。15日からは室内練習施設が充実するエストニアに渡り約1カ月、シーズンに備えて技術を磨く。

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