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本紙・河合論説委員著「未来の年表」台湾でも注目 中国語版出版、少子高齢化 日本より深刻

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本紙・河合論説委員著「未来の年表」台湾でも注目 中国語版出版、少子高齢化 日本より深刻

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台北の大手書店「誠品書店」に並べられた『未来の年表』の中国語版(手前)=11日(田中靖人撮影) 1/1枚

 ベストセラーとなっている産経新聞社の河合雅司論説委員の著書『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』の中国語版が今月、台湾で出版され、注目を集めている。背景には、日本同様、少子高齢化が急速に進む台湾社会の課題がある。

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 中国語版は元日から書店での販売を開始。翻訳・出版した「究竟出版社」によると、10日間で2千冊近くを販売し、売り上げ上位に入っているという。また、民放テレビ局「民視」が8日、ニュース解説番組で同書を紹介し、「今日の日本は明日の台湾か」と人口減少に警鐘を鳴らした。

 台湾は今年から65歳以上が人口の14%を超す「高齢社会」に入り、2016年の出生率は1・17と日本(1・44)より低い。頼清徳行政院長(首相に相当)は昨年末、50年に人口が2000万人を切るのを避けるため、出生率を1・4に引き上げる目標を打ち出した。

 究竟出版社の簡志興執行長(CEO)は「台湾の少子高齢化は日本よりも深刻だが、人々の関心は低い。この本を通じ政府や市民、特に若年層の注意を促したい」と話している。(台北 田中靖人)