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【北朝鮮情勢】ロシア船舶も対北密輸 石油精製品を海上引き渡しと海外メディアが報道

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ロシア船舶も対北密輸 石油精製品を海上引き渡しと海外メディアが報道

北朝鮮情勢更新

 【モスクワ=黒川信雄】ロイター通信は29日、複数のロシア船籍のタンカーが過去数カ月の間で少なくとも3回、北朝鮮の船舶に積み荷である石油精製品を海上で引き渡していたと報じた。2人の欧州の安全保障筋の話としている。国連安全保障理事会が9月に採択した制裁決議では、北朝鮮の船に海上で積み荷を移すことが禁じられており、事実であれば制裁決議違反となる。

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 情報筋の1人は、積み替えにロシア政府が関与した証拠はないが、ロシア船が北朝鮮に「命綱を与えている」と指摘した。報道によると指摘されたロシア船は、海上での正確な居場所を伝えるための通信機器の電源が切られるなど、異常な動きがみられたという。

 積み替えに関与したとされるタンカーの1隻は、10月中旬に露極東ウラジオストク近郊の港から出港し、同月中に公海上で北朝鮮の船に石油精製品を移したとみられている。タンカーの所有者はロイターに、北朝鮮側との接触を否定した。

 北朝鮮船舶への海上での石油精製品積み替えをめぐっては今月、香港船による同様の行為が確認されており、トランプ米大統領が中国側を強く非難していた。