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【脱北兵銃撃】臓器に大量の寄生虫…執刀医が証言「数千、数万いるかも」 劣悪な衛生環境浮き彫りに

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臓器に大量の寄生虫…執刀医が証言「数千、数万いるかも」 劣悪な衛生環境浮き彫りに

脱北兵銃撃更新
病院で手当を受ける、脱北した北朝鮮兵士と思われる人物=13日、水原(AP) 1/1枚

 【ソウル=名村隆寛】朝鮮半島の南北軍事境界線がある板門店で韓国側へ越境しようとし、銃撃を受けた北朝鮮兵士の臓器から、大量の寄生虫が見つかったことが執刀医の証言で判明。北朝鮮の衛生環境や栄養状態の劣悪さが浮き彫りとなった。

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 兵士は13日に銃撃され、15日に2回目の手術を受けた。医師は韓国紙中央日報のインタビューに対し「初日に目にした寄生虫だけでも50匹採った。小腸の中に数千、数万匹の寄生虫がいるかもしれない」と証言。また、「小腸7カ所を縫ったが、寄生虫がそこから出てくるかもしれない。そうなれば傷が裂け、(命は)終わりだ」と語った。韓国では見られない寄生虫も見つかったという。

 また、「韓国人の小腸は普通、2メートルだが、兵士は1メートル60センチほどだった」と北朝鮮住民らの内臓の発育状態がよくないことを指摘。臓器の内容物を見た上で「(北朝鮮では韓国と)食べるものが違うようだ」と述べた。医師は体内から弾丸を除去しており、「おそらく、倒れた状態で撃たれたと推定される」と説明している。

 北朝鮮の金(キム)正恩(ジョンウン)政権は巨額の金を核・ミサイル開発につぎ込んでいる。その一方、軍人でさえ最悪の衛生、栄養状態に置かれていることを意識不明状態の兵士が体で示した。

 朝鮮日報(電子版)によれば、この兵士は20代半ばの下士官級という。