産経ニュース for mobile

【外交文書】外務省「日本を刺激する発言は訪日成果損なう」尖閣問題言及に懸念 王貞治氏への始球式検討 1980年、中国首相の初来日

記事詳細

外務省「日本を刺激する発言は訪日成果損なう」尖閣問題言及に懸念 王貞治氏への始球式検討 1980年、中国首相の初来日

外交文書更新

 日中国交正常化後、中国首相として初めてとなる1980(昭和55)年5月の華国鋒首相の来日を前に、政府が沖縄県・尖閣諸島に関し、中国側に「(華氏が)いかなる発言をされるかは非常に微妙な問題」と強い懸念を伝えていたことが、12日公開の外交文書で分かった。

<< 下に続く >>

 80年4月17日付の極秘公電によると、外務省は在日中国大使館との事前打ち合わせで「日本側を刺激するような発言を(記者会見で)されると、訪日の成果を大きく損なうことになる」と表明。中国側は「本国に報告する」と答え、実際に尖閣を巡る発言はなかった。同年5月22日付の極秘公電では、右翼が反発するとの懸念から、天皇訪中について言及しないよう、事前に申し入れていた。

 外務省は、国民が華氏の姿を見る機会を設けるため、後楽園球場で王貞治選手を打席に始球式を行うことも検討。警察当局が「(事前に)外務大臣の辞表を持って来い」と猛反対し、NHKホールでの講演実施に落ち着いた。

プッシュ通知