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【英総選挙】保守党、単独過半数 「EU国民投票」現実味

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保守党、単独過半数 「EU国民投票」現実味

英総選挙更新

 【ロンドン=内藤泰朗】7日投開票の英総選挙(下院、定数650)は8日、与党、保守党が解散時より20議席以上伸ばし、単独過半数となる326議席を獲得した。これにより、同党を率いるキャメロン首相(48)の続投が確実となり、公約である欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の実施に向けた動きが活発化する。

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 キャメロン首相は8日、勝利を宣言し、「一つの連合王国を統合していく」と述べ、スコットランドの独立を阻止する意向を示した。また、欧州一の経済成長を達成した実績を強調し、今後も経済成長を重視していくことを約束した。

 キャメロン政権が進めた緊縮財政への不満は根強いが、英国民は財政再建に一定の評価を与えた形だ。

 一方、スコットランドを中心に20議席以上を減らした最大野党、労働党のミリバンド党首は敗北を認め、辞任を表明した。保守党と連立を組んでいた自由民主党も40議席以上減らし、副首相を務めるクレッグ党首が辞意を明らかにした。

 英北部スコットランドでは、昨年9月に英国からの独立を問う住民投票を主導した地域政党スコットランド民族党(SNP)が労働党の議席を奪い、解散時の9倍超の56議席に躍進した。反EU、反移民を掲げた小政党、英国独立党のファラージュ党首は落選し、辞意を表明した。

 投票率は、2010年の前回総選挙並みの66%前後とみられる。