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【新幹線3人殺傷】容疑者の母「自殺はあっても他殺なんて思いも及びませんでした」

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新幹線3人殺傷

容疑者の母「自殺はあっても他殺なんて思いも及びませんでした」

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小田原警察署から移送される小島一朗容疑者=11日午前、神奈川県小田原市(川口良介撮影) 1/1枚

 東海道新幹線内で男女3人を刃物を襲ったとして殺人未遂容疑で逮捕された小島一朗容疑者(22)=殺人容疑で送検=の母親が11日、地元愛知県の記者クラブを通じて「ご遺族の方、また被害にあわれた方々に大変なことをしてしまい、心からお詫び申し上げます」などとするコメントを発表した。

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 母親は「事件は予想もできず、自殺することはあってもまさか他殺するなんて思いも及びませんでした」とした上で「(息子が)極悪非道な、一生かけても償えない罪を犯したことに未だに困惑しています」としている。

 コメントは以下の通り。

     ◇

 このたびはご遺族の方、また被害にあわれた方々に大変なことをしてしまい、また関係の皆様に多大なご迷惑をおかけし、心から深くお詫び申し上げます。

 今回このような事件を起こしたことは、予想もできず、まさに青天のへきれきで、自殺することはあってもまさか他殺するなんて思いも及びませんでした。初めて聞いたときはまさかと耳を疑い信じられませんでした。テレビの映像を見て本当にショックで、未だに精神状態が良くありません。このような形でコメントすることを、ご容赦ください。

 一朗は私なりに愛情をかけて育ててきました。

 中学生の時、不登校になり、家庭内での生活が乱れ、将来を心配して定時制高校に入れること、また自立支援施設に入れることを本人に提案したら、素直に応じてくれ、高校の3年間と職業訓練校の1年は資格も取り、車の免許も取り、無事に就職もできました。

 しかし、入社後は、仕事がうまくいかず落ち込んでしまい、1年足らずでやめてしまいました。

 その後はかなりの自信喪失で自殺をほのめかすようになりました。昔から岡崎のおばあちゃんに懐いており、一緒に暮らしたいと本人も希望していたので、岡崎へ行かせました。私の提案で岡崎のおばあちゃんと養子縁組をし、居場所を確保しましたが、結局居づらくなったようで、何度か家出を繰り返しました。家出中も何度か電話で話す機会があり、その時も自殺をほのめかしていました。「無理やりにでも連れ戻していたら」と、いまは悔いが残ります。すぐにでも帰って来て欲しかったですが、また同じことを繰り返すのではと思い強く言えず、なんとか自力で帰ってくるように促していました。