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職員が温度確認怠る…85度の熱湯風呂で入所者死亡、理事長が謝罪 大阪

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職員が温度確認怠る…85度の熱湯風呂で入所者死亡、理事長が謝罪 大阪

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社会福祉法人「日本ヘレンケラー財団」。毎日新聞社の招聘(しょうへい)で、 視覚と聴覚の重複障害をもつ“奇跡の女性”ヘレン・ケラーの来日を記念して設立された(公式ホームページから) 1/1枚

 大阪市阿倍野区の障害者施設「グループホームティンク」で、入所者の女性が入浴中に大やけどを負い死亡した事故で、施設を運営する「日本ヘレンケラー財団」の西川佳夫理事長は17日、風呂の設定温度は当時85度で、職員が入浴前の温度確認を怠ったことを明らかにした。「あってはならないことで、申し訳ない」と不手際を謝罪した。

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 死亡したのは施設で暮らしていた女性(52)。西川理事長によると、施設の50代の職員が浴槽に湯を張る際、温度を85度に設定した。入所者の女性は1人で入浴し、浴槽に足を入れたが熱すぎたためバランスを崩し、湯の中に転倒したとみられる。

 阿倍野署によると、女性は12日午後4時半ごろに風呂に入り、全身にやけどを負った。病院に搬送されたが、15日に死亡した。阿倍野署が業務上過失致死容疑を視野に捜査する。

 日本ヘレンケラー財団は、ホームページによると昭和23年、毎日新聞社の招聘(しょうへい)で、 視覚と聴覚の重複障害をもつ“奇跡の女性”ヘレン・ケラーの来日を記念。「ヘレンケラー精神」を啓蒙し、寄せられた基金などをもとに昭和25年5月に設立された。