産経WEST for mobile

【芸能考察】意外な日本のドラマ意外な国で人気に…放送コンテンツ海外輸出で見えてきたTV局の活路

記事詳細

テレビ

意外な日本のドラマ意外な国で人気に…放送コンテンツ海外輸出で見えてきたTV局の活路

芸能考察更新

 「フォーマットおよびリメイク」とは、バラエティー番組などのコンセプトや制作手法をフォーマットとして海外へ販売、またはドラマなどの舞台設定や登場人物などの構成要素を取り出してリメイク権として販売。それに基づき海外の放送局や制作会社が現地の出演者やスタッフを活用して番組を制作、放送することをいう。

<< 下に続く >>

 米国に次ぐテレビドラマの最大の輸出国であるトルコでは、日テレの「Woman」(25年放送)リメイク版も作秋に放送が始まり、関テレの「僕のやばい妻」(28年放送)のリメイクも決定している。「トルコではシリアスなドラマがヒットする傾向があるようです」と岡田局長。

海外に出てしまえば東京も大阪も関係なし

 総務省の調査によると、日本の放送コンテンツの海外輸出額は、22年度の66億3千万から毎年増加を続け、27年度に288億5千万円(対前年度比58%増)と大幅に伸びた。これを受け、新たな目標として「2020(平成32)年度までに500億円」を掲げている。

 27年度の輸出の内訳は、番組放送権が96億6千万円、インターネット配信権が85億7千万円で、フォーマット・リメイクは16億3千万円となっている。ジャンル別ではアニメの輸出が76・6%、バラエティーが10・8%、ドラマは10%。

 準キー局といわれる大阪のテレビ局の自主制作番組の放送は、地域が限られているものが多い。しかし、岡田局長は「海外に出てしまえば、東京も大阪も関係ない。良質のコンテンツを制作すればビジネスは海外規模で広がり、確実にマネタイズ(収益化)が見込めます」と自信を持つ。アニメもドラマもバラエティーも海を越えて“売る”時代ということだ。