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【芸能プレミアム】新聞社でバイト経験 朝ドラ「わろてんか」漫才師役、松尾諭

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新聞社でバイト経験 朝ドラ「わろてんか」漫才師役、松尾諭

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 放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」で漫才師の四郎を好演している。前作「ひよっこ」に続き2作連続の朝ドラ出演。オファーを受けたときは「誰かと間違えてるんちゃうかと思った」という。

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 「しかも、『ひよっこ』では次郎、『わろてんか』では四郎でしょ」と笑う。

 四郎が登場するのは第18週から。藤吉(松坂桃李)亡き後、芸人300人を抱える北村笑店の社長となったヒロイン・てん(葵わかな)の発案から生まれたのが「ミス・リリコ アンド・シロー」。女優から女漫才師に転身したリリコ(広瀬アリス)と、無声映画の伴奏楽士をしていた四郎がコンビを組み、2人の歌謡漫才は大人気となる。

 四郎「シロー! シロシロ(口ごもる)」

 リリコ「シロシロって子犬か! 緊張して頭ん中真っ白になってますけど…」

 劇中での2人の漫才は、まさに息のあったコンビ芸。「広瀬さんのノリや間の取り方が絶妙で、本当に関西人に見えます。僕としては、四郎をどう演じるかというより、2人の関係性を大事にしたいと考えました」。最近「アリスちゃんきれい」「顔小さい」といった声がとりわけ多くなったそうだ。「僕のおかげやから。僕の隣に居るから際立つんやから感謝して」と広瀬に言っているという。

 大学生のころ、産経新聞大阪本社の編集局で、ファクスを各部に配るアルバイトをしていた。「景気のいい時代だったんでしょうね。“おいしい”バイトでした」と振り返る。そんな生活が心地がよく、役者になりたい思いは抱えていたものの行動に移せずにいた。しかし、知人から「役者になりたいなら、東京へ行った方がいい」と言われ、一念発起して上京。20代半ばだった。

 ツテもなく、劇団のオーディションを受けることすらままならない日々が続いたが、ある日、自動販売機の前で航空券の入った封筒を拾う。警察に届けたところ、お礼の電話をかけてきたのが芸能プロダクションの社長。その事務所に「預かり」という形で入ることになった。

 といってもすぐに役者の仕事にありつけたわけではない。アルバイトで生活費を稼ぎ、事務所の看板女優、井川遥の付き人をしたこともある。そしてついにチャンス到来。平成19年放送のフジテレビ系ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」の主要キャストの1人に起用された。

 「まさに転機となったドラマでした。もっとも、これから続々仕事が入るかなと思いきや、そう甘くはなかったですが…」

 だが以降、独特の存在感を放つ役者として多くのドラマや映画に出演。4月には、草なぎ剛と共演する舞台「バリーターク」(演出・白井晃)も決まっている。

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