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「韓国は北の反人権政権に飛び込んだ」加藤・前ソウル支局長が講演

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「韓国は北の反人権政権に飛び込んだ」加藤・前ソウル支局長が講演

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平昌五輪で急接近している北朝鮮と韓国について話す加藤達也編集委員=松山市 1/1枚

 建国記念の日の11日、松山市のひめぎんホールで開かれた奉祝愛媛県中央大会で、産経新聞前ソウル支局長の加藤達也・社会部編集委員が「日本の危機を乗り越えるために」と題し、講演した。

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 加藤氏はソウル支局長時代の2014年、セウォル号沈没事故に関し、当時の朴槿恵(パククネ)大統領が事故発生直後の約7時間、所在不明だったことなどについて日本向けに記事を書いた。その後、この記事が朴氏の名誉を傷つけたとして刑事告訴され、8カ月間の出国停止処分、500日の裁判闘争の末、15年12月に無罪判決を得た経験を持つ。

 講演で、韓国平昌の冬季五輪での韓国と北朝鮮の動きにふれ、「平和の祭典のはずが、暗澹(あんたん)たる思いだ。韓国は北の反人権政権に飛び込んでしまった」と述べ、韓国の文在寅(ムンジェイン)政権に疑義を呈した。

 また、北朝鮮の核兵器開発とミサイル実験によって高まった軍事的緊張を解説。「北朝鮮の五輪参加で、緊張の糸が緩んだ。すでに対話ムードなのかという感じすら受ける。国際社会は同調しやすく、日米をはじめとする圧力路線が浮いてしまった感がある。なぜ緊張にいたったのかを忘れている状態だ」と現状を分析した。

 五輪後に予定されている米韓合同軍事演習については「演習は米国にとって対北メッセージとして重要な意味を持つ。もし韓国が再延期しようとすれば米国は見限るかもしれない。そうなると北の思うつぼだ」。北朝鮮が提案している南北首脳会談については「文大統領の本質は自ら北に飛び込んでいくこと。韓国は誘いを受けるだろう」と予想。そのうえで、「日本は、米朝が戦争する場合と米国が北朝鮮と妥協する場合への対応を真剣に考えるべきだ」と指摘した。