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【森友学園事件】籠池夫妻、9千万円詐取容疑で再逮捕 大阪地検特捜部

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籠池夫妻、9千万円詐取容疑で再逮捕 大阪地検特捜部

森友学園事件更新
事情聴取のため大阪地検に入る籠池泰典氏(左)と妻の諄子氏=7月27日、大阪市福島区(安元雄太撮影) 1/1枚

 学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)が運営する塚本幼稚園をめぐり、大阪府の補助金約9200万円をだまし取ったなどとして、大阪地検特捜部は21日、詐欺と詐欺未遂の容疑で、学園前理事長の籠池(かごいけ)泰典=本名・康博=容疑者(64)と妻の諄子(じゅんこ)=同・真美=容疑者(60)を再逮捕した。夫妻は今春まで幼稚園の園長と副園長を務め、補助金申請や経理はすべて2人で処理していたという。

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 逮捕容疑は平成23~27年度、障害などで特別な支援が必要な「要支援児」を受け入れていると偽り、府から約7千万円を不正受給。26~28年度には専任の教職員の人数を水増しして人件費補助金約2200万円を詐取したなどとしている。

 大阪府は要支援児の受け入れ補助金について、申請があった延べ90人のうち34人分を不正と認定。しかし特捜部は90人全員について保護者の同意を得ておらず実際に特別な支援もしていなかったとして、すべて立件の対象とした。

 特捜部は両容疑者の認否を明らかにしていない。籠池容疑者は6月に家宅捜索を受けた際、「反省すべき点はあるが故意ではない」との認識を示していた。

 一方、学園が大阪府豊中市の国有地で計画していた小学校建設をめぐる国の補助金詐取事件で、特捜部は21日、詐欺罪で両容疑者を起訴した。

 起訴状によると、両被告は小学校の校舎建設費を水増しした契約書を国に提出し、建築補助金約5600万円(後に全額返還)を詐取したとしている。関係者によると、両被告は黙秘しているという。

 特捜部は補助金申請を担当した京都市の設計事務所の役員ら3人と、校舎の施工業者の社長についてはいずれも起訴猶予とした。「直接の利得を得ておらず、関与の程度が低い」としている。