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神社仏閣の近くで育つと「幸せ」感じやすい 大阪大教授らが分析

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神社仏閣の近くで育つと「幸せ」感じやすい 大阪大教授らが分析

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上賀茂神社=京都市北区 1/1枚

 子供の頃に寺院や神社が近所にある地域で育った人は、そうでない人に比べて幸せを感じているとの調査結果を、大竹文雄大阪大教授(行動経済学)らの研究チームがまとめた。統計学の計算手法を用い、アンケート結果を分析した。大竹教授は「神仏や他人に見られている感覚を持つことで正直になり、人間関係が良好になるから幸福度が高まるのではないか」と話している。

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 アンケートはインターネットで25~59歳の男女を対象に2回実施。9231人から回答を得た。小学生の頃、通学路や自宅の近所に寺院や地蔵、神社があったかどうかや、現在の幸福度などについて尋ねた。

 併せて他者への信頼感などの「ソーシャル・キャピタル」(社会関係資本)に関しても質問。寺社の有無を「操作変数」として扱い、ソーシャル・キャピタルが幸福度などを高めているかどうかを計算した。

 その結果、寺院・地蔵があった人はそうでない人に比べて操作変数が0.110ポイント、神社では0.036ポイント高かった。これを基に幸福度を年収に換算して調べたところ、寺院・地蔵があった人は約169万円、神社があった人は約55万円高くなることが分かった。

 神社による幸福度が低く出るのは、祭りなど神社を拠点にした地域活動の方が、影響力が大きいためだという。論文は大竹教授のホームページで公開されている。

 ■ソーシャル・キャピタル(社会関係資本) 信頼感や規範意識、ネットワークなどを公共の財産とみなす概念。蓄積されれば人々の協調した行動が活発になり、社会の効率性が高まるとされる。米国の政治学者、ロバート・パットナム氏らが提唱した。