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糸魚川乳児殺害 養父に懲役8年判決「人命軽視で身勝手」

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糸魚川乳児殺害 養父に懲役8年判決「人命軽視で身勝手」

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 養女との間に生まれた乳児を出産直後に殺害、遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた糸魚川市歌の無職、中村栄志被告(67)の裁判員裁判の判決公判が27日、新潟地裁(山崎威裁判長)で開かれた。判決で山崎裁判長は「人命を軽視する態度は甚だしく、極めて身勝手というほかない」として、中村被告に懲役8年(求刑懲役12年)の実刑判決を言い渡した。

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 判決などによると、中村被告は平成26年7月上旬ごろ、自宅の2階寝室で、同居していた養女(31)=懲役4年の実刑判決が確定=に「泣く前にやってしまえ」などと乳児の殺害を指示。その後、遺体の遺棄に関わったとしている。

 これまでの公判で、中村被告は起訴内容を全面的に否定しており、弁護側も乳児の遺体が発見されていないことや、養女の証言が信用できないとして無罪を主張していた。

 争点になっていた養女の証言について、判決では「具体的で真に迫っており、被告人に罪をなすりつけるために虚偽の供述をしているとは考えにくい」などと、中村被告が乳児の殺害を指示したことを認定した。

 裁判後、弁護側は「結果的にこちらの言い分のほとんどが受け入れられず、遺憾に思う」と報道陣にコメントした。今後については中村被告の意向を聞いた上で、控訴も検討するという。