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埼玉の国際映画祭ノミネート「見栄を張る」、地元・和歌山で試写会

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埼玉の国際映画祭ノミネート「見栄を張る」、地元・和歌山で試写会

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 海南市や紀美野町などで昨年12月に撮影された長編映画「見栄を張る」が、今月埼玉県で開かれる「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016」に、ノミネートされた。同映画祭の長編コンペティション部門で、世界88の国・地域から715本の応募があったうちの12本に選ばれた。また、海南市で8月に開かれる「ふるさと海南まつり」では、地元で初の試写会も開かれるという。

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 「見栄を張る」は、女優を目指す主人公が姉の死をきっかけに地元に戻るところから物語が展開。主人公が葬儀で参列者の涙を誘う「泣き屋」という仕事を通して、誰もが抱える不安や、“他者への見栄”に向き合う様子などが描かれている。

 地元シーンは海南市や紀美野町で撮影され、「黒江ぬりもの館」や大崎漁港、スーパー「マツゲン」などが登場。田園風景や夕焼けスポットなど撮影場所は地元有志も協力して考えたという。また、葬儀の場面は有田市や有田川町で撮影され、エキストラとして市民も出演した。

 同映画祭は平成16年、デジタルデータを用いた映画を対象として始まり、今回で13回目。若手映像クリエーターの登竜門とされる。同映画祭事務局によると、これまで、全国の劇場で公開中の「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監や、10月に公開予定の宮沢りえさん主演映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督らが受賞している。

 「見栄を張る」は、藤村明世監督(25)にとって初めての長編映画。製作スタッフたちは全国での劇場公開を目指そうと、映画祭に出品するとともに地元への協力を呼びかけている。海南市の「ふるさと海南まつり」で8月13日に開かれる試写会では、藤村さんのビデオレターなども紹介される予定という。