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【阿比留瑠比の極限御免】日本「蚊帳の外」論は的外れ

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日本「蚊帳の外」論は的外れ

阿比留瑠比の極限御免更新
山崎拓・元自民党副総裁=7日午後、東京都港区(佐藤徳昭撮影) 1/1枚

 北朝鮮への融和的姿勢で知られる山崎拓・元自民党副総裁が15日、東京都内での講演で、北朝鮮問題について次のように語ったと東京発のロイター電で読み、既視感を覚えた。

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 「日本が拉致問題にこだわれば、日米間で足並みがそろわないことがありうる」

 山崎氏は11年前、第1次安倍政権時の平成19年にも、拉致問題で進展がなければエネルギー支援は行わないとの政府方針を批判していた。米国の北朝鮮政策が転換したと指摘し、「バスに乗り遅れる」と訴えていたのだった。

 3月28日には立憲民主党の辻元清美国対委員長が、党会合でこう語っていた。

 「大きな緊張緩和に向けて動き出そうとしている流れに、安倍晋三首相だけが『蚊帳の外』、日本政府だけが置いてきぼりになっているのではないか」

 北朝鮮問題で何かある度に、同じような顔ぶれが「バスに乗り遅れる」「日本だけが蚊帳の外だ」と言い出すのである。彼らには日本は、よほど主体性なく右往左往しているように見えるのだろう。

「板門店には反対」

 だが、実のところはどうか。北朝鮮が対話を求めてきたのは、日本が主導、主唱した対北圧力路線を米国をはじめ国際社会が採用し、国連安全保障理事会の制裁決議に基づき対北包囲網を敷いたからである。

 「蚊帳なんてそもそも存在しない。むしろ、安倍首相がトランプ米大統領に話して北朝鮮問題は『こうやろう』『そうしよう』と言ってきたんだから」

 外務省幹部はこう憤る。トランプ氏が当初、米朝首脳会談の開催地候補として挙げていた韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店を取り下げたのも、かねて安倍首相がこんな考えを伝えていたことが大きい。

 「板門店だとどうしても北朝鮮のペースになるし、日本のリエゾン(連絡調整係)も現地に派遣できないので反対だ。シンガポールではどうか」

 実際、10日の日米電話首脳会談でトランプ氏は、安倍首相に米朝会談を6月12日にシンガポールで行うと明かし、こう述べている。

 「安倍さんがこれまで主張していた方向になった」

 電話会談でトランプ氏は北朝鮮問題をめぐる日本の役割は重要だと指摘した上で、こうも強調した。

 「日本はビッグプレーヤーだ。これからもそうだ」 トランプ氏は4月18日の日米共同記者会見でも「拉致被害者が帰国できるようにできることは何でもやるつもりだ」と国際社会に表明している。これがどうして「バスに乗り遅れる」ことになるのか。