産経ニュース for mobile

【野党ウオッチ】財務省に5時間居座りの森裕子氏「パフォーマンスじゃないのよ!」

記事詳細

野党ウオッチ

財務省に5時間居座りの森裕子氏「パフォーマンスじゃないのよ!」

更新
5時間にわたって財務省内に居坐った自由党の森裕子参院議員=3月30日(奥原慎平撮影) 1/6枚

 自由党の森裕子(ゆうこ)参院議員(61)が3月30日、財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題をめぐり、国有地処分に関するデータ管理端末を確認する目的で財務省を突撃した。職員や衛視らが退去要請を繰り返すも、森氏は「国民の代表」たる使命感からか、まったくひるまず、5時間にわたり居座った。財務省職員は迷惑を被っただろうが、森氏は「パフォーマンスではない」と強弁した。

<< 下に続く >>

 この日の午後3時、森氏は自由党の山本太郎参院議員(43)、共産党の辰巳孝太郎参院議員(41)らと財務省前に現れた。目的の理財局国有財産業務課の扉は施錠されていた。ノックしても応答はない。森氏はテレビカメラの前で携帯電話を取りだすと、声を荒らげた。

 「座りこみをしろって言うの!? もうマスコミが来ちゃっているんです。わざわざ『関係者以外入室禁止』まで貼っている。まだ隠蔽(いんぺい)するんですか」

 電話の相手は、かつて民主党に所属した森氏が与党だったときから知り合いのベテラン職員だという。

 訪問前日に職員に「勘弁してください」と言われたと森氏は明かしたが、森氏と親しいとみられるフリージャーナリストが「(事前に連絡したのなら)アポありですね」と相づちを打ち、森氏は「そうだ」と答えて自身の行動を正当化した。

× × ×

 森氏は「武勇伝」に事欠かない。平成15年7月、参院外交防衛委員会でイラク復興支援特別措置法案が採決される直前、スカートとハイヒール姿で委員長席に詰め寄り、机の上に登った。プロレスラーの自民党参院議員が止めに入ったが、顔面も殴りつける大乱闘を演じた。

 16年6月の参院本会議では、参院厚生労働委員長に対する解任決議案の趣旨説明で3時間以上にわたり議事進行を「妨害」する長時間演説を披露し、現憲法下の国会における最長演説記録を更新した。

 日本未来の党の副代表だった24年12月の衆院選では、午後5時の比例代表候補者の届け出締め切りをわずかに過ぎたところで同党職員が総務省に駆け込み、森氏も参戦。「あったはずの候補者名簿が見つからない」などと主張し、手続きが午後10時半に終わるという異例の事態となった。「締め切り後に現れたのに届け出は正当だったのか」「候補者名簿は後から持ち込んだのではないか」との疑念を生じさせた。

写真ギャラリー

  • 報道陣を引き連れ、財務省を突撃した自由党の森裕子参院議員(左から2人目)ら=3月30日(奥原慎平撮影)
  • 平成15年7月、参院外交防衛委員会で「乱闘」する森裕子参院議員(中央のスカート姿の女性)
  • 森友学園前理事長の籠池泰典被告と接見した後、記者団の取材に応じる自由党の森裕子参院議員(中央)ら=3月26日、大阪市都島区(安元雄太撮影)
  • 財務省の決裁文書「ねつ造疑惑」の野党合同ヒアリングに出席する自由党の森裕子参院議員(手前左)=3月7日、国会内(斎藤良雄撮影)
  • 森友問題で財務省近畿財務局を訪れた自由党の森裕子参院議員(左から2人目)ら=3月5日、大阪市中央区(柿平博文撮影)