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【政界徒然草】「光速ブーメラン」炸裂!茂木氏「線香疑惑」攻勢の野党 希望・玉木代表らに続々同様事例発覚

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「光速ブーメラン」炸裂!茂木氏「線香疑惑」攻勢の野党 希望・玉木代表らに続々同様事例発覚

政界徒然草更新
参院予算委員会で立憲民主党参院国対委員長の蓮舫氏(右下)は茂木敏充経済再生担当相の線香問題を追及したが、またも身内へのブーメランとなった=1日午前 1/7枚

 茂木敏充経済再生担当相(62)に「線香疑惑」が浮上した。選挙区内の有権者に初盆参りで線香を配ったことが、公職選挙法が禁じた有権者への寄付行為に該当するとの指摘が出ており、開会したばかりの通常国会で、野党は格好の攻撃材料とみて政府・与党への攻勢を強めている。と、思いきや希望の党の玉木雄一郎代表(48)や立憲民主党の近藤昭一副代表(59)ら野党議員にも茂木氏と同様の線香や香典代などの支出が続々と発覚した。旧民主党以来の“お家芸”である光速のようなブーメラン技は党名を変更してもなお健在のようだ。

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 玉木氏が代表だった「民主党香川県第2区総支部」の平成22~24年の「1万円以下の支出」の明細書によると、「慶弔費」として22年に39件計21万円、23年に15件計9万円、24年に56件計29万5千円を計上していた。玉木氏は2日、支出が香典だったことを認め、「秘書が葬儀に参列して持参した。政党支部の活動として支出したもので、公職選挙法に基づいたものだ」などとのコメントを発表した。

 玉木氏は自身の支出が判明する前の1月30日、茂木氏について「出処進退を自ら判断すべきだ」と記者会見で述べ、暗に辞任を促していた。見事にブーメランを被弾した玉木氏だが、自身の支出を「政党支部の活動」としており、茂木氏の釈明と同じと言っていい。玉木氏の理屈に従えば、代表辞任に値する事態となる。

 他の希望の党の議員にも同様の支出が相次いで発覚した。小川淳也衆院議員(46)が代表だった「民主党香川県第1区総支部」も22~24年に62件計37万円の「慶弔費」を計上。大西健介選対委員長(46)の関連団体「健政会」は22年に香典代を17件計5万5千円、岸本周平役員室長(61)の政治団体「周勝会」は26年に1万800円の線香代を支出していた。

 民進党から分裂した立憲民主党では、近藤氏の「民主党愛知県第3区総支部」が21年に線香代3万円、関連団体「21世紀の国づくりを考える会」は25~27年に線香代10万2296円、供花代5万8200円を支出した。風間直樹参院議員(51)の関連団体「樹政会」は線香代計3万3100円を支出した。元民進党で現在は無所属の菊田真紀子衆院議員(48)の「民主党新潟県第4区総支部」は22~27年、少なくとも香典代計106万4千円、供花代2万円、線香代1万2千円を支出した。

写真ギャラリー

  • 1月22日、衆院本会議に臨む立憲民主党の山尾志桜里氏。民進党政調会長時代に「政党支部による香典」を容認する党見解を発表したが、現在の線香配布問題について何を思うか…=22日午前、国会(宮崎瑞穂撮影)
  • 茂木敏充経済再生担当相の線香問題を追及しながら、自身にも同様の香典支出が判明した希望の党の玉木雄一郎代表(斎藤良雄撮影)
  • 野党6党が開いた茂木敏充経済再生相の線香配布問題に関する総務省からの合同ヒアリング。希望の党の玉木雄一郎代表ら野党議員にも同様の事例が判明したが、果たして身内を追及するのか=2日午後、国会
  • 国会で過去の「線香配布」問題を問われた小野寺五典防衛相=1月30日、国会内
  • 1月31日の参院予算委員会で、「線香配布」を追及された茂木敏充経済再生担当相(左)と野田聖子総務相=参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)
  • 1月30日の衆院予算委員会で安倍晋三首相(右)と話す茂木敏充経済再生担当相(中央)と野田聖子総務相(斎藤良雄撮影)