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【憲法改正・交詢社オープンフォーラム(下)】元在沖縄米海兵隊政務外交部次長のロバート・エルドリッヂ氏「三十何年前から申し上げているが、私は憲法改正が必要と思っている」「日本に対する国際社会の信頼が低下する場合もある」

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元在沖縄米海兵隊政務外交部次長のロバート・エルドリッヂ氏「三十何年前から申し上げているが、私は憲法改正が必要と思っている」「日本に対する国際社会の信頼が低下する場合もある」

憲法改正・交詢社オープンフォーラム(下)更新
「世界の中の日米関係」パネルディスカッション ロバート・D・エルドリッヂ氏(元米国海兵隊)=11日午後、東京都千代田区大手町(菊本和人撮影) 1/6枚

 --あえてうかがうが、櫻井さん。そうすると安倍さんの提案に対して、国民の間から「生ぬるい球、出すなよ」と。もっと現実的な本当の危機管理に対応するような憲法改正の理念を打ち出してほしいという考え方が出てくるべきだという趣旨か

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 櫻井氏「そういう考え方も含めて、出てくるべきだと思います。左翼の人は、こんなのとんでもないと言うでしょう。それはそれでいい。左翼は左翼ですからね。でもきちんとした考えを持っている常識的な日本国民は、こんなことでいいのと。2項と3項、どうやるんですかと。2項は、陸海空軍その他の戦力だから、全ての戦力を持たないと言っている。国の交戦権は認めないと言っている。これが国なんですか。そこに自衛隊をどういう形で書き込むんですか。自衛隊を軍事力とするのか、戦力とするのか、自衛隊とするのか。それによっても、書き込まれても単に自衛隊といわれたら、何もできないですよ。ちゃんとした戦力として、国軍として書き込まない限り、意味がないわけですから、『ちゃんと安倍さん、やってよ。あなたが保守のホープなんだから、やってちょうだいよ』という声をみんなが出さないといけないと思いますよ」

 --元在沖縄米海兵隊政務外交部次長のロバート・エルドリッヂさん、(現行憲法の制定に関わった米国の)製造者責任なんですよ。どう思っているか

 エルドリッヂ氏「えっと、憲法改正は内政干渉になる(笑)。遠慮しますが、そういえば今、おっしゃっているように、もともと内政干渉だと思うので、えっとですね、私はいつも思う。三十何年前からいつも申し上げているが、やっぱり私は憲法改正が必要と思っている。だけど、どうやってされるのかは、日本国民が決めることと思っている」

 「なぜ憲法改正が必要であるかというと、まさにおっしゃっている政治的、行政的、法的、安全保障的な問題に加えて、国際世論から見た場合、持ってはいけないこと(戦力にあたる自衛隊)が実際に存在している。拡大解釈をこの70年間ずっと繰り返している。それによって、日本に対する国際社会の信頼が低下する場合もある。したがって、文章と現実が一致しなければいけない」

 「憲法改正の議論とともに、日本がやってこなかったのは、広報外交だった。つまり憲法改正、特に第9条を改正することによって、再び軍国主義が勃発するという非常に単純な議論になっている。だけど、戦後日本は平和的民主主義国家になっているのは、第9条のためじゃない。それ以外のさまざまな条項がある。もっとそういう議論をちゃんと説明しないと(いけない)」

写真ギャラリー

  • 「世界の中の日米関係」パネルディスカッション 反町理氏(フジテレビ報道局解説委員)=11日午後、東京都千代田区大手町(菊本和人撮影)
  • 「世界の中の日米関係」パネルディスカッション 櫻井よしこ氏(国基研理事長)=11日午後、東京都千代田区大手町(菊本和人撮影)
  • 「世界の中の日米関係」パネルディスカッション 長島昭久氏=11日午後、東京都千代田区大手町(菊本和人撮影)
  • 「世界の中の日米関係」パネルディスカッション (左から)櫻井よしこ(国基研理事長)、長島昭久(元防衛副大臣)、ロバート・D・エルドリッヂ(元米国海兵隊)の各氏=11日午後、東京都千代田区大手町(菊本和人撮影)
  • 「世界の中の日米関係」パネルディスカッション (左から)反町理(フジテレビ報道局解説委員)、櫻井よしこ(国基研理事長)、長島昭久(元防衛副大臣)、ロバート・D・エルドリッヂ(元米国海兵隊)の各氏=11日午後、東京都千代田区大手町(菊本和人撮影)