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【阿比留瑠比の極言御免】非生産的なあり方、足の引っ張り…負けパターンに固執する民進党

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非生産的なあり方、足の引っ張り…負けパターンに固執する民進党

阿比留瑠比の極言御免更新

 勝負事の世界では、負け続ける人は、己の負けるパターンに固執しているといわれる。つまり、自滅を繰り返しているのである。失礼ながら、民進党の安倍晋三政権追及の現状は、まさにそうではないか。

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 共同通信が12、13両日に実施した世論調査では、安倍首相とトランプ米大統領の初の首脳会談について「よかった」と評価する回答が7割を超え、「よくなかった」は2割に満たなかった。国民の大多数が、首相の訪米成果を素直に評価しているということだ。

 それならば、民進党もそこを踏まえて主張すればいいはずだろう。ところが、野田佳彦幹事長は13日の記者会見で、安倍首相を漫画「ドラえもん」の登場人物になぞらえて痛烈にこき下ろした。

 「今回、完全に(ジャイアンにこびへつらう)スネ夫になった」

 日米同盟が再定義されつつある中で、複雑な国際関係を単純な構図に当てはめるのは無理がある上、比喩は陳腐そのものである。野田氏は「のび太は、びびりながらも物を言うことがある」とも述べたが、元首相の世界観、日本の位置づけはその程度のものなのか。

 14日の衆院予算委員会での民進党議員の質問もいただけない。前原誠司元外相は、初めこそ「国民全体からすると評価の方が多いのではないか」と日米首脳会談をある程度認めていたものの、しまいには安倍首相にこう言い放った。

 「猛獣に従順なチキン(臆病者)ですよ」

 まっとうな批判というより、ただの悪口になってしまっている。こちらも、トランプ氏を猛獣に例え、安倍首相をチキンと呼ぶことが日本をおとしめ、さらに日米首脳会談を評価した7割強の国民をバカにしたことになるのに気づいていない。

 そもそも野田氏は、天皇陛下の譲位に関する政府の有識者会議についても「議論の方向性は民意から離れている」と批判するが、その民進党自身はどれほど民意を受けているのか。

 NHKの11、12両日の世論調査では、民進党の政党支持率は6・4%と消費税率より低く、38・2%の自民党の約6分の1にとどまる。自分たちの主張や政治手法が、民意をすくえていないことをもっと自覚し、反省すべきである。

 14日の衆院予算委ではこんなこともあった。民進党の辻元清美氏は、南スーダンで活動する自衛隊の日報に、「戦闘」と書かれていたことを取り上げて「隠(いん)蔽(ぺい)だ」と集中的に追及した。

 これに対し安倍首相は、野田政権時代の平成24年にスーダンと南スーダンとの間で大規模な武力衝突が発生した際にも、自衛隊部隊の報告書には「戦闘」という言葉が使われていたことに言及し、こう指摘した。

 「野田政権は戦闘については全く言及せず、武力紛争は発生していないとの答弁書を閣議決定している」

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写真ギャラリー

  • 記者会見で安倍晋三首相を「ドラえもん」のスネ夫にたとえて批判した民進党の野田佳彦幹事長=2月13日、国会内(斎藤良雄撮影)
  • 衆院予算委員会で民進党の前原誠司元外相の質問に答弁する安倍晋三首相=2月14日、衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)