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“排除”したはずが…今度は蚊帳の外 「希望」なき野党再編、立憲民主中心に進展か

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新党「立憲民主党」結成

“排除”したはずが…今度は蚊帳の外 「希望」なき野党再編、立憲民主中心に進展か

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記者団の取材に応じる立憲民主党の枝野代表=21日午後、神奈川県藤沢市 1/1枚

 通常国会では、立憲民主党を軸に野党再編が進みそうな雲行きだ。民進党と希望の党の統一会派協議決裂を機に、衆院の民進党系会派「無所属の会」は、立憲民主党との会派結成模索へと舵を切った。衆院選の際に一部の民進党出身者を「排除」した希望の党が、今度は蚊帳(かや)の外に置かれるという皮肉な状況が生まれている。

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 希望の党の岸本周平幹事長代理は21日のNHK番組で、民進党系3野党結集に重ねて意欲をにじませた。

 「われわれは半年前は一緒だったんですから…」

 しかし、明るい材料は乏しい。民進党は、希望の党を含む枠組みの会派結成を拒否する立憲民主党との連携に傾いているからだ。

 民進党の岡田克也常任顧問(無所属の会代表)は、立憲民主党の枝野幸男代表に近い赤松広隆衆院副議長と会談するなどして連携の環境整備を進めている。

 枝野氏は21日、神奈川県藤沢市で記者団に、3党統一会派が「数合わせ」との認識を重ねて示した。一方、無所属の会との単独交渉には「真摯(しんし)に受け止めたい」と含みを持たせた。

 参院民進党は引き続き3党統一会派を模索する構えだが、立憲民主党との交渉を先行させなければ執行部への突き上げは収まりそうにない。立憲民主党が希望の党と組む気がない以上、「方程式の答えは一つ」(中堅)というわけだ。

 希望の党の玉木雄一郎代表は、安全保障法制を容認しない姿勢を鮮明にした党見解を近く発表する。玉木氏に近い中堅議員は党見解の方向性をこう明かした。

 「安保法制には『反対』。憲法9条改正は『優先順は高くない』。無所属の会が納得する内容にしないといけない」

 置き去りにされた希望の党は、恭順の道をひた走っているように映る。(松本学)