産経ニュース for mobile

【日米首脳共同会見・詳報】トランプ大統領「北朝鮮の脅威は看過できない。戦略的忍耐の時代は終わった」安倍晋三首相「全ての選択肢がテーブルの上にあるとの立場を支持する」

記事詳細

トランプ大統領「北朝鮮の脅威は看過できない。戦略的忍耐の時代は終わった」安倍晋三首相「全ての選択肢がテーブルの上にあるとの立場を支持する」

日米首脳共同会見・詳報更新
共同記者会見に臨むトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=6日午後3時31分、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影) 1/1枚

 安倍晋三首相は6日午後、トランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談を開催した。安倍首相は会談後の共同記者会見で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応について「あらゆる手段を通じて圧力を最大限まで高めていくことでトランプ氏と完全に一致した」と述べた。トランプ氏も「戦略的忍耐の時代は終わった」と強調した。共同記者会見の詳報は次の通り。

<< 下に続く >>

安倍首相の冒頭発言

 「まず、米国テキサス州で発生した事件でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、負傷された方々にお見舞いを申し上げます。この困難なときに米国民の皆さまに、心からの連帯を表明します」

 「昨年11月、ニューヨークのトランプタワーで大統領と初めてお目にかかったのは1年前のことです。あれから大統領とは国際会議の度に、また何度も電話で会談を重ねてきました。半世紀を超える日米同盟の歴史において、首脳同士がここまで濃密に、そして深い絆で結ばれた1年はなかったと思います。とりわけ、2月に訪米した際、フロリダの別荘にお招きをいただき、大変なおもてなしをいただきました。ゴルフを含めて本当に長い時間をかけて、世界のさまざまな課題について率直に語り合ったことは忘れ得ぬ思い出です」

 「今回、大切な友人であるトランプ大統領とメラニア夫人を日本にお迎えすることができ、大変うれしく思います。北朝鮮をはじめ、緊迫する地域情勢にあって、今回のトランプ大統領の初めてのアジア歴訪は歴史的な訪問です。そして最初の地が日本であることも歴史的な意味をさらに大きなものとしました。2人で日米同盟の揺るぎない絆を世界に向かって示すことができたと思います」

 「この2日間、国際社会の直面するさまざまな課題について、非常に深い議論を行うことができました。中でも圧倒的な重要性を占めたのは、北朝鮮の問題です。十分な時間をかけて北朝鮮の最新の情勢を分析し、今後の取るべき方策について完全に見解の一致をみました。日本は全ての選択肢がテーブルの上にあるとのトランプ大統領の立場を一貫して支持します。2日間にわたる話し合いを通じ、改めて日米が百パーセントともにあることを力強く確認しました」

 「過去20年以上にわたり、国際社会は北朝鮮との対話を試みてきました。1994年の米朝枠組み合意のときも、2005年の6カ国による合意のときも、北朝鮮は核を放棄することにコミットしました。しかし、その約束は反故にされ、結果的にわれわれの対話の努力は北朝鮮に核・ミサイル開発を進めるための時間稼ぎに使われました」

 「北朝鮮とは対話のための対話では全く意味がありません。今は対話のときではなく、北朝鮮に最大限の圧力をかけるときです。北朝鮮の政策を変えさせるため、日米が主導し、国際社会と緊密に連携してあらゆる手段を通じて北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていくことで完全に一致しました」

 「トランプ大統領とは、中国が北朝鮮に対し圧力を強化していることを歓迎しました。そして北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため中国がさらに大きな役割を果たしていくことが重要であることも一致しました。韓国と日本、米国の3カ国の協力をさらに前に進めていく重要性についても改めて確認しました」

 「先ほど、トランプ大統領とメラニア夫人に拉致被害者のご家族と面会をしていただきました。ご家族の皆さまのお話に、熱心に耳を傾けてくださったことに心から感謝申し上げたいと思います」