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【前文科次官会見詳報(4)】前川喜平氏「(記録文書の『官邸の最高レベル』は)首相か官房長官かなと…最終的に内閣府に押し切られた」

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前川喜平氏「(記録文書の『官邸の最高レベル』は)首相か官房長官かなと…最終的に内閣府に押し切られた」

前文科次官会見詳報(4)更新
会見に臨む前文部科学事務次官の前川喜平氏=25日午後、東京都千代田区(福島範和撮影)  1/1枚

 --(獣医学部新設計画をめぐる)一連の記録文書にある「総理のご意向」「官邸の最高レベル」という言葉は、あくまでも内閣府の藤原(豊)審議官の言葉ということだが、もし首相の意向がなかったにもかかわらず、審議官が勝手に使ったら大変なことになる。これまでの経験で首相の意向について、嘘をつくとかつかれた経験はあるか

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 前川氏「私自身は経験ないです」

 --そういう文言があったとしたら、それは信じてしかるべきだという前提で読むという理解でいいか

 前川氏「私が目にした文書は、文科省の専門教育課が作ったものでありまして、専門教育課の職員が内閣府の藤原審議官のもとを訪れて、藤原さんがおっしゃったことを書き留めた。そういう性格の文書です。

 私は部下だった職員が書いてあることを聞いてきたのだと。100%信じられると思っておりますので、藤原さんがそういうことをご発言になったということは私は確かなことであろうと思っております」

 --藤原さんが嘘をつく可能性はあるか

 代理人弁護士「それは藤原さんしか分からないので」

 --獣医学部新設について、当初なかった「広域的に獣医学部がない地域に限る」という基準を具体的に指示したのは誰か

 「このプロセスは、文科省が実質的に責任を負えないプロセスなんですね。これは内閣府が主務官庁である国家戦略特区の枠組みの中で、こういった判断が行われておりますので、文科省としてそうしてくれとお願いをしたことはないといえます。

 ですから、どうしてこういった形の文言になったのかは私ども文科省としては説明できない。内閣府から説明していただかないと、私どもとしては説明できない問題です」

 --前川氏は直接、安倍(晋三)首相とやり取りはしていないのか

 前川氏「この問題について安倍総理と直接、お会いしたことはございません」

 --その必要性はないと感じていたのか

 前川氏「私のレベルで、この問題について安倍総理にお会いすることは考えられないですね」

 --一連の文書が公になってから安倍首相は一言もコメントしていない。どう考えているか

 前川氏「そのことについて私はコメントする立場にはございません」

 --身の危険を感じたこと、権力側から嫌がらせを受けたことはあるか

 「まあ、嫌なことは起きることは起きますけども、それが権力側の嫌がらせかどうかというのは分かりません」

 --「最高レベルがいってることだ」という9月28日付の文書を目にしたときに率直にどう感じたか。また松野(博一)大臣と2人で安倍首相に官邸で会っていると思うが、そのときには話はしなかったのか