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【東京都議選】都民、「一騎当千」意気揚々 自民、VS小池氏募る危機感 民進、相次ぐ離党ダメージ

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都民、「一騎当千」意気揚々 自民、VS小池氏募る危機感 民進、相次ぐ離党ダメージ

東京都議選更新
東京都議選に向けた自民党の決起大会=11日、東京・芝公園の東京プリンスホテル (酒巻俊介撮影) 1/1枚

 7月2日投開票の東京都議選に向け、各党の準備が活発化してきた。11日、小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」は会合を開き、「旧来の勢力から都政を解き放つ」とする綱領を発表。自民党は小池知事が豊洲市場(江東区)への移転可否を判断していないことに「決めることができるのは自民党だ」と追及姿勢を示した。民進党は長島昭久元防衛副大臣の離党届提出を受けて緊急会合。選挙情勢を反映した「三者三様」の一日となった。

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 都民ファーストの会は都庁近くで、公認候補を一堂に集めた会合を初めて開いた。

 これまでの公認候補25人には自民党や民進党など出身の地方議員や元職、民間人が名前を連ねる。

 都民ファーストの会代表の野田数(かずさ)氏は冒頭の挨拶で、豪傑などが集まる場を指す水滸伝の「梁山泊」に会合を重ねながら「一騎当千のつわものに参集いただいた」と話した。

 野田氏は都議選に向けた決起大会を6月1日に開催するとした上で「目標とする公認候補の数をしっかりと擁立していきたいと考えている」と表明した。

 小池氏が筆入れをして完成した綱領では、経済・福祉・環境などの分野で持続可能な社会とするために東京を再構築する「東京大改革」を提唱。「旧来の勢力にとらわれている都政を解き放ち、躊躇(ちゅうちょ)なく東京を活性化し、行政力の強化を行う」と明記した。

 自民党都連は11日、都議選に向けた決起大会を都内のホテルで開催した。対立を深める小池知事の豊洲市場への対応に批判を強めた。

 都議会で野党となった最大会派は高い人気を誇る小池氏に危機感を募らせており、選挙戦を見据えた追及に力を入れる。

 都連は「懐の深さを示す」(自民都議)ため、小池氏に招待状を送ったが、小池氏は出席を見合わせ「新しい都政へのご支援ご協力をお願い申し上げます」との祝電を寄せた。

 会場では、都議会での追及の様子を映像で流すなど小池氏との対決姿勢を鮮明に。自民はこの日の決起大会で都議選公約も発表、豊洲への早期移転を掲げたほか、個人都民税の10%減税も盛り込んだ。

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 「3カ月後の都議選を一緒に戦う決意をしていたので、長島議員の離党は大変、残念に思う」。東京・永田町の民進党本部で緊急開催された都連の常任幹事会で、松原仁都連会長は厳しい表情で吐露した。

 公認候補や現職都議が相次いで離党届を提出し、一部を都民ファーストの会が公認。7日に支持組織である連合東京が都民ファーストの会の一部の候補を支援する方針を発表した。

 松原氏が会合で「もう一回、再結束をして体制を立て直し、歩みを進めたい」と呼びかけると、出席者は拍手で賛意を表明。会合後、出席者の一人は「(長島氏の離党届の)ダメージは大きい」と漏らした。