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【自民党大会】政権安定の安倍晋三首相、戦闘モードの強気演説 「批判ばかりで結果出せない」旧民主政権との違いを強調 

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政権安定の安倍晋三首相、戦闘モードの強気演説 「批判ばかりで結果出せない」旧民主政権との違いを強調 

自民党大会更新

 自民党総裁選への3選出馬が可能になり、歴代最長政権が視野に入った安倍晋三首相(自民党総裁)は5日の党大会で、「挑戦」「結果」と繰り返す強気の演説を展開した。平成24年12月の第2次政権発足後の実績を数字を列挙して示した首相は旧民主党政権時代との違いを強調し、政権運営に自信をみなぎらせた。

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 「批判ばかりしていても何も生まれない。壁を打ち破ることはできない。私たちは結果を出していく」

 首相は演説で、こう語気を強めた。念頭にあるのは安倍政権への批判を強める民進党だ。

 首相は旧民主党政権時代を「思い返せば、日本列島をあきらめの気持ちが覆っていた」と皮肉たっぷりに振り返った。返す刀で政権奪還後、アベノミクスで名目の国内総生産(GDP)を9・5%成長させ、昨年にはリーマン・ショック後の不況で失われた国民総所得50兆円を取り戻したとアピールした。

 他にも「国・地方合わせ税収は22兆円増えた」「農林水産物の輸出額は4年連続過去最高で7500億円を超えた」「正規雇用もこの2年間で77万人増えた」と、数字を挙げて成果を列挙した。

 経済だけではない。27年に成立した安全保障関連法を批判した野党を念頭に「無責任な批判にさらされたが、私たちは負けなかった。私たちが正しかったことは、すでに証明されている」とも力説した。

 戦闘モード全開の発言の一方、軽口をたたく余裕も見せた。トランプ米大統領との初会談に臨んだ2月の訪米に触れ、「ゴルフをした。27ホール。やればできるんです」「どちらが勝ったかは国家機密です。しかし、確かにトランプ大統領はうまかった」とゴルフの身ぶりを交えながら話し、会場の笑いを誘った。

 強気と余裕の背景には、政権基盤の安定ぶりがある。自民党は昨年7月の参院選で大勝し、衆参両院で単独過半数を確保した。今国会では29年度予算案が2月27日に異例の早さで衆院を通過し、年度内成立を確実とした。

 党内を見渡せば、来年の総裁選で自身と互角に組み合えそうな有力候補は見当たらない。そして党大会では、総裁任期の「連続3期9年まで」の延長が決まった。二階俊博幹事長は記者団に「安倍首相の後は安倍首相だ」と重ねて強調し、早くも3選を支持した。

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