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山梨県庁の野良猫 あす捕獲・去勢へ 県が愛護団体と実施

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山梨県庁の野良猫 あす捕獲・去勢へ 県が愛護団体と実施

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 山梨県庁に多くの野良猫が集まっている問題で、県は12日、地元の複数の動物愛護団体と協力し、猫を捕獲した後、繁殖を抑制するため去勢・避妊手術を施して元に戻すことを決めた。13、14日に実施する。

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 関係者によると、県議らが仲立ちになり、連絡協議会を発足して計画を進めてきた。捕獲や去勢にかかる費用は20万円前後とみられ、愛護団体が負担する。

 捕獲作業は13日午前9時にスタート。エサを使って檻の中におびき寄せる作戦で、1日で終わらなければ翌日に持ち越す。野良猫は20匹程度とみられる。

 猫が満腹だと捕獲できなくなるとして、当日は「捕獲作業中」を示す看板を掲げ、日常的にエサやりをしていると思われる人に理解を求める。

 手術後は、耳に三角形の切り込みを入れ、「術後」であることを示して元いた場所に戻す。県は“地域猫”として庁内で飼う考えはないが、「捕獲後に管理しておくスペースが確保できず、いまのところ、元に戻すしか方法がない」(関係者)として、里親などの募集を計画していく。

 連絡協の取り組みについて、関係者は「殺処分件数が減少傾向にあるが、背景には動物愛護団体の努力がある。各団体をまとめ大きな力に変えたい」と話している。

 県庁の野良猫は、中庭に「オープンガーデンやまなし」の整備が終わった昨年4月以降、一気に増えた。猫をかわいがり、餌を与える人の人気スポットとなる一方、近隣の飲食店や来庁者から「生ゴミをあさる」「車に足跡を付ける」などの苦情も出ていた。

 昨年11月、後藤斎知事が「動物愛護の観点から、共生を図りたい」とし、関係部署に対策を指示していた。

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