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【参院選・終盤情勢】改憲勢力が「3分の2」確保の勢い 自民党は参院過半数を制する見通し

参院選2016特集

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改憲勢力が「3分の2」確保の勢い 自民党は参院過半数を制する見通し

参院選・終盤情勢更新
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 産経新聞社は4日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話による情勢調査(1~3日)に全国総支局の取材を加味し、10日投開票の参院選の終盤情勢を探った。自民、公明両党におおさか維新の会などを加えた「改憲勢力」は、憲法改正の条件となる3分の2に達するために必要な78議席を確保する勢いとなっている。自民は非改選議席と合わせて単独過半数(122議席)を制する見通しだ。自民が単独過半数を得れば27年ぶりとなる。

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 焦点となる改選数1の「1人区」(32選挙区)では、自民が北陸や四国などの20選挙区前後で優位な戦いを進めている。民進、共産両党などが候補を統一した野党は、4選挙区程度で勝利が視野に入った。

 ただ、野党が1人区で優勢なのは沖縄や山形など無所属候補に一本化している選挙区がほとんどで、長野などを除き民進候補が抜き出ている選挙区は限られているのが現状だ。残りの選挙区では与野党候補が接戦を展開しており、この結果が改憲勢力による3分の2確保をも左右する。

 自民が単独過半数を制するために今回の参院選で必要な議席は57議席だが、選挙区で40議席、比例代表で19議席程度を獲得しそうな情勢で、さらに上積みを図る。選挙区で過去最多の7人を擁立した公明も改選9議席を上回る見通し。平成25年の前回参院選で獲得した11議席を超える12議席前後獲得の勢いだ。

 改憲勢力のおおさか維新は、関西での底堅い支持を背景に最大で選挙区3議席を獲得し、比例代表でも5議席前後を得る見通し。日本のこころを大切にする党は1議席獲得を目指す。

 一方、民進党は改選43議席を大幅に割り込み、30議席に達しない可能性がある。ただ、大惨敗に終わった前回参院選(17議席)と比べれば大きく積みますのも事実で、前回議席を失った埼玉、東京、京都などで議席を回復する可能性がある。

 民進党全体の獲得議席とは別に注目を集めるのが岡田克也代表の地元・三重選挙区だ。岡田氏は民進候補が敗れれば次期代表選に出馬しない考えを表明している。民進候補は選挙戦序盤から優勢に立っているが、勝利を決定づけるには至っていない。