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新種のクジラと判明 骨の化石、北海道大樹町で発見

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新種のクジラと判明 骨の化石、北海道大樹町で発見

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発見した骨の化石を基にした、新種のクジラの復元画(©新村龍也&足寄動物化石博物館) 発見した骨の化石を基にした、新種のクジラの復元画(©新村龍也&足寄動物化石博物館)

 北海道足寄町の足寄動物化石博物館は26日、1991年に大樹町の川で見つかった骨の化石が、約1500万年前に生息し、その後絶滅したクジラの新種と分かったと発表した。海水中のプランクトンをヒゲでこし取るヒゲクジラ類に含まれるという。

ヒゲクジラの進化を解明する第一歩に

約1500万年前に絶滅したクジラの新種と判明した骨の化石と、発見者の井上清和さん=26日午後、北海道足寄町
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約1500万年前に絶滅したクジラの新種と判明した骨の化石と、発見者の井上清和さん=26日午後、北海道足寄町フルスクリーンで見る 閉じる

 発見した帯広市の写真技師、井上清和さん(59)と町の名前にちなみ「タイキケトゥス・イノウエイ」と命名。化石は頭蓋骨など3点で、体長約6メートルの成獣のものと推定される。現在のヒゲクジラと比べ、鼻の穴が前方にあり、陸上で生息していた太古のクジラの名残とみられる。頬の骨が膨らんでいるなど、他の種にはない特徴もあった。
 91年8月に井上さんが川に転がっていた岩から化石を発見し、同博物館が所蔵していた。2016年から研究を始めた学芸員らが翌年、新種と確認。26日に国際科学誌電子版に発表した。
 研究した安藤達郎副館長(47)は「ヒゲクジラの進化を解明する第一歩になる」と話した。同博物館は、7月中旬から8月末まで化石を展示する予定。

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