産経ニュース for mobile

漫画喫茶やカプセルホテル、女性客の掘り起こし狙う

記事詳細

漫画喫茶やカプセルホテル、女性客の掘り起こし狙う

更新
女性誌などが並んだ漫画喫茶「ハイリーファイブカフェ渋谷店」のエントランス 1/2枚

 これまで男性中心のイメージが強かった漫画喫茶やカプセルホテルが、女性客の掘り起こしを狙って、新たなサービスに取り組んでいる。女性が入りやすいように「安全」「くつろぎ」をアピール。利用者側も、事業者が想定していなかった使い方を編み出すなど需要が広がっている。

<< 下に続く >>

 ◆暗い、狭いから脱却

 「初めて来たけど明るくておしゃれ。漫画喫茶のイメージが変わるね」

 「木材がたくさん使われていて、くつろげる」

 漫画喫茶「ハイリーファイブカフェ渋谷店」(東京)を利用した大学生カップルは、大画面モニターと高性能スピーカーで映像作品を鑑賞できる「シアタールーム」を選択、並んで座って楽しんでいた。

 同店は昨年8月にオープン。「暗くて狭い」など女性に抱かれていた漫画喫茶のマイナスの印象から脱却を目指したという。全室が防音効果の高い個室で、カードキーで保安性を高めている。空調や照明も部屋ごとに設定できる。部屋は禁煙で、アロマオイルを無料で利用でき、においに敏感な女性に配慮している。

 一般的に女性客は2割程度とされるが、ここは約5割を占める。「年齢層も20~30代が7割と低め」(担当者)という。料金は1時間540円からで、コンサート前にアイドルのDVDを視聴して盛り上がる女性グループや、英語のインターネット学習サービスを使う学生もいる。

 ◆週末はほぼ満室

 「秋葉原BAYHOTEL(ベイホテル)」(東京)は全フロアが女性専用のカプセルホテルだ。JR秋葉原駅から徒歩数分で、近くで開催されるイベントやコンサート目当ての利用者を中心に週末はほぼ満室という。

 1泊3800円から。全部で130床、各カプセルは高さ1メートル、幅1メートル、奥行き2メートルと一般のタイプより広めで、テレビ付きもある。各階に大きな鏡を備え、身だしなみをチェックできる。1人用のシャワールームを設置、脱衣所は施錠できる。ヘアアイロンや化粧品も用意している。

 ホテルの支配人は「周りの目をあまり気にせず、くつろいで利用する人が目立つ」としている。女性専用のホテル自体が珍しく、受験や就職活動で首都圏に行く高校生や大学生の親が予約するケースがある。

写真ギャラリー

  • 女性専用カプセルホテル「秋葉原BAYHOTEL」=東京都千代田区