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【書評】幕末の鍼灸医・菜摘が活躍するシリーズ第2段 『潮騒はるか』葉室麟著

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幕末の鍼灸医・菜摘が活躍するシリーズ第2段 『潮騒はるか』葉室麟著

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『潮騒はるか』葉室麟著 1/1枚

 江戸幕末の動乱期、長崎で蘭方医学を学ぶ夫・亮のもとへ福岡から移り住んだ鍼灸(しんきゅう)医・菜摘。弟・誠之助と、彼に思いを寄せる千沙もともに暮らしている。

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 ある日、福岡藩で将来の重臣と目された藩士が自宅で毒殺され、その妻が姿を消した。長崎に現れた横目付の話では、不義密通の相手を追って長崎に逃げたというその妻は、千沙の姉・佐奈だった。佐奈は本当に夫を殺(あや)めたのか-。

 尊王攘夷(じょうい)の嵐、安政の大獄のただ中で翻弄されながら、思いを貫き懸命に生きる人々の姿を描く。菜摘を中心とした面々が活躍するシリーズ第2弾。(幻冬舎・1600円+税)