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【編集者のおすすめ】もう反日をやめるしかない!『韓国の大誤算』武藤正敏著

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もう反日をやめるしかない!『韓国の大誤算』武藤正敏著

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 これまで強硬な反日外交を繰り返し、中国への傾斜を強めてきた韓国の戦略が、半年余り前から急にほころび始めた。昨秋には頑(かたく)なに拒んできた首脳会談に臨み、その後、慰安婦問題の最終的な合意にまで踏み切った。

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 その背景には、失速する経済状況に加え、対北朝鮮外交でも当てにならないとわかった中国への失望感がある。同時に、東アジアの安全保障は日米韓によって保たれるという原則を再認識したことなどもあげられよう。韓国は、これまでの外交方針が失敗だったことにようやく気がついたのだ。

 本書は、前著『日韓対立の真相』で日韓関係の問題点を取りあげ、韓国外交に対し前在韓大使としては異例とも思える厳しい指摘を行った著者の第2弾である。

 韓国語が堪能であり、在任中は現地で親しまれる存在の著者だったが、前著の内容に沿って、「韓国に言うべきことは言う」姿勢を貫いたことから、現地メディアには煙たがられるようになったという。昨年、国交正常化50周年の節目に主要紙から受けたインタビューも、結局はボツになってしまった。本書でもまた、韓国の政治家、メディア、そして反日を糧とする特定の民間団体へ鋭い批判を浴びせる。一方で、その多くは日本に親しみを感じているという一般市民には、一貫して寄り添う姿勢を示す。

 韓国の「誤算の経緯」がわかりやすく分析されており、今後の日韓関係を正しい方向へ導くためのヒントを見いだすためにも最適の一冊だ。(悟空出版・1250円+税)

 悟空出版編集長 佐野之彦